怪談かさねが渕に投稿された感想・評価 - 4ページ目

『怪談かさねが渕』に投稿された感想・評価

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歌舞伎等で知られる三遊亭圓朝の「真景累ヶ淵」を川内康範が脚色、
怪奇映画を得意とする中川信夫が監督したもの。

二代にわたる怨念が化物となって現れる。
因果応報の業に因る悲劇はこの監督向きである。

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かなり四谷怪談に似せた展開になっているけど、個人的にはこちらの方が好み。
主体性がなく優柔不断で、流されるままに流れていく色男がかなり迷惑で腹立たしい。「うるさいなぁ…」以外に本音が見えてこないのが…

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『優柔不断主人公』『身分違いツンデレお嬢様』『エロ熟女』『丹波哲郎』と伝統芸能の結晶のような映画である

四谷怪談ほど恐怖演出は洗練されていないが、師匠を載せた籠の後景にサラっと按摩を歩かせたりハッ…

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ひどい目に遭う主人公の名前が「新さん」なので、自分のことのようにビビる。のちの万里昌代が「万里昌子」名義でチョイ役で出ている。美人なので目立つ。
t

tの感想・評価

4.3

素晴らしい面白さ&恐さ。
「東海道四谷怪談」前年の作品で、若杉嘉津子がお岩さん的な役割だったり、ホラー演出も似通っているが、個人的にはこちらの方が恐い。ラストの累が渕のシークエンスは鳥肌の連続。
2…

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運命に巻き込まれた、優柔不断で自分に自信のなかった優男のシンスケが、いい仲になった年上のお師匠さんを疎ましく思い「うるさいな…」と吐き捨てるシーンがいちばん怖かった。全員死んだので、めでたしめでたし。
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