冒頭の殺人シーンから(もっと言うとそれ以前のシーンから)めちゃくちゃ怖いです。
今更僕が言うまでもないでしょうが幽霊の見せ方が本当に見事です。『地獄』における沼田みたいな丹波哲郎の嫌さ加減もバッチ…
まず導入部の武士に斬られる金貸し親父の化けて出てくるレスポンスの早さに驚く。返す刀でその亡霊を斬らざるをえない超スピード展開。"実は斬ってしまうのは自分の妻"これはお約束(笑)。この双方の子らの二十…
>>続きを読む新東宝製作なので監督は怪奇映画の巨匠・中川信夫だが、脚本は川内康範。
親の因果が子に報いの怪談。しかし親の因果に対して恐怖は催さず、むしろ子ども二人の恋愛が恐ろしい。優柔不断な男・新吉と歳上で独占…
中川信夫版の累が渕。累が渕は鴈治郎が宗悦を演じた安田公義版が至高だと思うが、今作も負けず劣らず面白いと思う。
基本的な設定は一緒。盲目の金貸し宗悦が旗本に借金の催促したら斬り殺されちゃう。旗本も呪…
恨みに憑りつかれた女と男
東海道四谷怪談に非常によく似た映画。
比べて観てみるのも面白い。
深見新左衛門の屋敷へ貸金の返済を催促に向かった宗悦は、返済を断って腹を立てた新左衛門に殺されてしまう。…
歌舞伎の怪談モノ原作。自責の念からいろいろな人に女の霊を見てしまう主人公の話。
見てるあいだは情念がいっぱい表現されてんなーと思ったけど、見終わってみると結構軽い気も。なので、あんまり恐ろしくもなか…