素浪人罷通るの作品情報・感想・評価

『素浪人罷通る』に投稿された感想・評価

TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

3.8

「誰一人斬ることもない大殺陣」(京都文化博物館)

GHQによる指令によってチャンバラが撮影できなかった時代の時代劇。
検閲を通すために天一坊事件を封建制度による悲劇に書き換えている。そこに「瞼の母…

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時代劇専門チャンネル
2015.09
一

一の感想・評価

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定説ではとんでもない詐欺師とされている天一坊を幼気な息子に、伊賀亮を義人にと、講談の大ネタ天一坊事件を反転させたストーリーが単純に面白い。横移動が印象的な撮影もバッチリかっこいいが、やはり伊賀亮を演…

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さっ

さっの感想・評価

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おもしろい。チャンバラ禁止令時代の映画らしいがラストは斬りたくて堪らんという悶絶が伝わってくる
yuka

yukaの感想・評価

3.8

将軍たる父に一目会いたいという子の純真な想いに打たれ、決死の覚悟で会わせようとする阪妻

父子がほんの一瞬顔を合わせるシーンが良い

大岡越前の粋な計らい

殺陣シーンを禁止されていた頃とのことで地…

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雪中梅

雪中梅の感想・評価

4.3

御用!御用!と取り囲まれるバンツマ、抜けるような青空をバックに逆巻く髪。最高。

江戸への歩みと、切り替わる地図の多重露光。
引き裂かれた親子。一瞬、無言の会話。
チャンバラだけが時代劇ではないね。…

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yasu

yasuの感想・評価

4.5
伊藤大輔、坂妻の2本立て。終戦から2年、映画のエネルギーにあてられる。ラスト、主らの手柄にせい!の大見得、かっこよすぎる。
親子の再会の刹那的な視線のやりとり。「御用」の提灯が屋根瓦の上で波のように蠢くショットが凄い。
徳川吉宗、松平伊豆守信綱、大岡越前守がやり合うシーンが歌舞伎みたいな仰々しい芝居で良い。ザ・封建社会。様式美。
いまなら本物の歌舞伎も楽しめるかも。開眼した感がある。

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