時代劇の大映が、さすがの美術で撮った、特撮時代劇の白眉。
併映が『ガメラ対バルゴン』だから、素晴らしい二本立てだったんだろうなぁ。
勧善懲悪の他愛無い話だが、とにかく、大魔神と云うイメージの創造が…
このレビューはネタバレを含みます
研究対象だったので視聴。魔神には悪魔的な破壊衝動の性格と皆のイメージ通りの神様としての性格がある事がはっきりと描かれてた!しかし、この破壊衝動が描かれ始める場面で、助けてください!と嘆いて祈った女性…
>>続きを読む「燃える闘魂アントニオ猪木、善も悪をも超越した荒ぶる神、大魔神の如くであります!」
新日本プロレス中継のアナウンサーだった古舘伊知郎がよく叫んでいたフレーズです。
そう、大魔神は善も悪をも超越した…
日本が誇るゴジラやウルトラマンに並び、特撮技術の粋を集めた作品。
物語として単調だとか、ウルトラマンのように最後の最後しか大魔神が出てこないという意見もあるが、それでも暴れっぷりを見るだけでいい。…
初見ながらノスタルジーを感じた
今観るとはっきり言ってテンポは悪い、ドラマ面は陳腐。「何回同じような手に引っかかるんだよ」と突っ込み入れたくなる登場人物の言動がその象徴みたいに感じた
それでも魔神が…
正義サイドの男ふたりがなんかやってくれそうで別になんもやってないな
とか
悪い当主でも恐怖政治とはいえ無事故災害で10年間平穏だったのかよ
とか
タタリだ報いだと悪いやつを不確定なもので脅しにかかる…
勝手にモノクロ作品だと思ってましたが、カラーだったんですね…(幼少の頃にモノクロで観た記憶がハッキリとあるんですが…異世界にいたのかもw)。
丸の内TOEIでリバイバル上映との事で楽しんで来ました…