めしの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『めし』に投稿された感想・評価

話の内容の割には“ジメジメ感”を感じさせない映画でした

原節子は“庶民”の奥さん役・・・“原”と言えば“小津”みたいな公式が浮かぶ自分ですが、監督さん(成瀬巳喜男)が違えば描かれ方も異なるものです…

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過去記録
4.4

この時代の男も女もその関係性も全く嫌いだとは言い切れないんだよな 男は無口に働き女は家庭を守る それぞれにある当時の粋な矜恃
いつになっても大切なことは、真に互いを尊敬出来て、ふとした時顔や匂いや仕…

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男は外で働いて、女は家で家事をする。その日々の繰り返しに夢も希望も持てずにいる三千代。そこに家出してきた姪がやってきて…。
70年以上も前の映画だから、今じゃあり得んだろという描写がたくさん出てきて…

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原節子の佇まい、所作の美しさには参ったな。全員魅力的だったけれど。
視線や言葉と言葉の間から醸し出さられる女心の機微、これってどうやったら真似できるの?さすが成瀬
それにしても里子のような自己中心的…

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3.5

面白かった。名作だと言われているが意を決して観たら、思いの外タッチが軽く、大阪の風景や人とのやり取りなど楽しく観れる。
原節子の見せる表情が良い。序盤は思いつめたような顔も多いけど、東京に行ってから…

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Nao
3.0
倦怠期の夫婦に家出してきた姪の里子がやってくる。成瀬監督×林芙美子原作の黄金コンビ。アプレゲールな独身女性(=姪)と滅私奉公な妻の対比関係。食事は女性を苦しめる。足元は社会状況を反映する。
女の幸福とは、がテーマ。離れてみて分かることがある。戦後復興から間もない時代背景がそのまま。

結婚して家庭を作ってみると、繰り返す毎日が退屈で、本当に幸せなのかと思う。
対極的なサトコが、極端に描かれてはいるものの、憎たらしくもあり、自由で羨ましくも映る。

冒頭ででてくる「宇宙の大きさ」と…

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