ヒトラーのためのソナタの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ヒトラーのためのソナタ』に投稿された感想・評価

敬礼に被さる手のモンタージュ、うねる群衆、舞い散る紙、抱えられる身体、座るヒトラーを長く捉える時間感覚。
この頃のソクーロフはモーションピクチャーの申し子なんか。
Aix
3.7

エルミタージュ幻想や独裁者たちのときなどで知られるアレクサンドルソクーロフの実験ドキュメンタリー映画。ナチスとヒトラーの話。

ゾッとするほどの不快感。炎628のラストシーンはもしや今作から影響を受…

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◯感想
セリフもナレーションも無し。
クラシックな音楽と不穏な感じの音。
ヒトラーと当時のドイツの人々。
群衆の中を車で進むヒトラーなど。

嫌な空気を感じた。
犬
-
向日葵畑かと思ったら群衆
バッハのソナタのように身近に、深層的な
ソクーロフ、三作目の作品。ナチスに関するアーカイブと、バッハの無伴奏フルートソナタを対位法として用い、ナレーションは一切排した10分の実験映画。
ソクーロフはこんな早い段階でこんなレベルに達してるのがすごい。
巨大な塊になってうにうに動く群衆、という『フェアリーテール』の恐るべき光景が既に登場していてすごかった。
湿疹
-

車に乗って群衆の波をわけていくヒトラーもプラトーク被った名前のないおばあちゃんも、ロングショットで写せばちっちゃい人間に過ぎないわけで、独裁って考えれば考えるほどよくわからないな。でも歴史を見ると、…

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クラシックの流れる中でヒトラーと市井の人の映像が流れるだけ。言ってしまえばそれまでだが、洗脳のように奇怪なヒトラーと怯える人々が脳裏に焼き付く編集。
ROY
-

ヒトラーとスターリンの記録映像をもとに構成した短編

静謐さのなかにその犯罪とファシズムの恐怖を浮かび上がらせる映像詩

音楽はバッハの「無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV 1013…

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