ヒトラーのためのソナタの作品情報・感想・評価

ヒトラーのためのソナタ1979年製作の映画)

SONATA FOR HITLER

製作国・地域:

上映時間:10分

3.7

『ヒトラーのためのソナタ』に投稿された感想・評価

観たいリストから短編を選んで視聴。
編集が結構好みだった、と言っていいのかどうか。何かを反復したり音と映像の組み合わせで不快感を人に与える編集ができるということがとてもよくわかった。ヒトラーを扱って…

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敬礼に被さる手のモンタージュ、うねる群衆、舞い散る紙、抱えられる身体、座るヒトラーを長く捉える時間感覚。
この頃のソクーロフはモーションピクチャーの申し子なんか。
Aix
3.7

エルミタージュ幻想や独裁者たちのときなどで知られるアレクサンドルソクーロフの実験ドキュメンタリー映画。ナチスとヒトラーの話。

ゾッとするほどの不快感。炎628のラストシーンはもしや今作から影響を受…

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◯感想
セリフもナレーションも無し。
クラシックな音楽と不穏な感じの音。
ヒトラーと当時のドイツの人々。
群衆の中を車で進むヒトラーなど。

嫌な空気を感じた。
犬
-
向日葵畑かと思ったら群衆
バッハのソナタのように身近に、深層的な
ソクーロフ、三作目の作品。ナチスに関するアーカイブと、バッハの無伴奏フルートソナタを対位法として用い、ナレーションは一切排した10分の実験映画。
ソクーロフはこんな早い段階でこんなレベルに達してるのがすごい。
巨大な塊になってうにうに動く群衆、という『フェアリーテール』の恐るべき光景が既に登場していてすごかった。
湿疹
-

車に乗って群衆の波をわけていくヒトラーもプラトーク被った名前のないおばあちゃんも、ロングショットで写せばちっちゃい人間に過ぎないわけで、独裁って考えれば考えるほどよくわからないな。でも歴史を見ると、…

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クラシックの流れる中でヒトラーと市井の人の映像が流れるだけ。言ってしまえばそれまでだが、洗脳のように奇怪なヒトラーと怯える人々が脳裏に焼き付く編集。

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