終戦直後の日本を舞台に戦争孤児を取り巻く厳しい現実を描いてて、昨日観た「恋をするより得をしろ」の春原政久監督が同作とは天と地ほど異なるシリアスな題材を扱っててちょっと戸惑ったけど、堂々たる内容だった…
>>続きを読む大人も社会も恩給泥棒を黙認したため、戦犯遺児が自力救済により精神的安定をはかるという残酷な結末。
秋山(多々良純)や、おじいちゃん(加藤嘉)に対する糾弾や制裁の空気感もなく消化不良のなかピカハゲ(大…
戦犯で刑死した将軍の幼い遺児兄妹の放浪と死をめぐる悲劇。「赤城の血祭」の共同脚色者の一人八木保太郎の原作を彼自身が佐治乾と共同脚色し、「うちのおばあちゃん」の春原政久が監督、「女中ッ子」の伊佐山三郎…
>>続きを読む戦犯で絞首刑にされた父をもつ子どもが「お前の父ちゃん首くくり〜」といじめられていて、戦犯にも家族がいたはずなのに今まで考えたことがなかった
いろんなところを移動していて、どこにいるのかよくわからな…
このレビューはネタバレを含みます
戦後10年目の日本の厳しい現実を、幼い兄妹の眼を通して描く。
なんとも切なく悲しい、戦争孤児の残酷物語。
兄妹の父親は軍人で、部下の罪を被り戦犯として処刑された。そのため、悪童どもからは「お前の父さ…
どういう話なのかわからないまま見てたけど、ラストシーンでようやく腑に落ちる。これは戦災孤児の残酷物語。
兄妹が受け取るはずの恩給をへそ曲がりな祖父が独占してしまう。このひとはいいひとなんじゃないかと…
清水宏監督「蜂の巣の子供たち」に似たストーリーだが、主人公の子供は軍人恩給を授かる浮浪児達より恵まれた環境。その恩給の後ろめたさと大人達のいざこざ故に家出する。大阪で、原爆で禿げがあるピカハゲ等と出…
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