成熟し確立されたはずの自己を見失い、50歳で迎えるアイデンティティ・クライシス。
インナートリップにより見えてくる過去、
知らずに人をたくさん傷付けていたこと、
家族や友人との付き合い方、
子ど…
ウディ・アレン監督作品。比較的珍しい割とシリアスなお話。
何様?って感じだけど、ウディ・アレンにジーナ・ローランズは合わない気がする...。やっぱりジョン・カサヴェテス作品の闇深オラオラ女性役が似…
ウディ・アレン作品には彼が自分で出演してコメディ色を強くした作品と、自らは出演しないでシリアスな内容を描いた(インテリア など)作品があるが、この作品は後者です。
が、最後に何か希望を抱かせてくれる…
全てを持っているように見えて実は何も持っていない
耳を澄ませば聞こえてくる悲痛な叫びは通気口を通し部屋壁を震わせる、憐れんでいるのは壁の外なのか内なのか
社会通念上の道徳観や倫理観は物凄く大事…
ジーナ・ローランズ追悼のため劇場公開時以来の再見。大学の哲学教授のジーナ・ローランズが仕事部屋の隣室から漏れる精神分析医のカウンセリングの対話を聞いてから自らも精神失調に陥ってしまう。初婚時の夫との…
>>続きを読む現実と幻想が入り乱れたり、アレン作品の中でも屈指に小難しい一作ではある。もちろんその構成は「野いちご」へのオマージュと思われる。
自分の過去と、その積み重ねによる現在への後悔と、その中の救済。ラスト…