ウディ・アレンの重罪と軽罪の作品情報・感想・評価

「ウディ・アレンの重罪と軽罪」に投稿された感想・評価

K

Kの感想・評価

3.5
"自分の選択が自分をつくる"

「愛は矛盾を含み、過去に回帰し、同時に過去を消そうと試みるのです」

ミア・ファローが出演するウディ・アレンの映画がすき。
314
YF

YFの感想・評価

3.9
愛人の殺人を頼むという重罪を犯した眼科医と、奥さん以外の人を好きになろうとした軽罪のウディアレンの対比。嫌なやつと自分が好きな相手が仲良くしてるのを見せつけられた時のウディアレンの悲しそうな表情はなんとも言えない。
mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
妻と上手くいかない売れないドキュメンタリー映画監督と成功者だが不倫相手に悩まされる眼科医。ウディ・アレン監督らしいコメディ調の展開ながら、その実2人の男を通し倫理や人生論を語る作品。更に神学論まで加わってくるので消化しきれない。ただ何か引っかかるというか気になる映画。いつか再鑑賞したいと思う。
QUENZE

QUENZEの感想・評価

2.5
ウディ・アレンの作品はセリフが多い気がします。鬼渡の橋田壽賀子さんレベルまではいかないにしても、セリフでストーリー解説してる感じも無きにしも非ず^ ^
ミアファローが自分の嫌いな奴と結婚して、戸惑う監督のアップが良い。
M

Mの感想・評価

4.0
「汝自身のうちに帰れ。真理は人の内部に宿っている」

神はいったいどこにいる?真理はいったいどこにある?「1+1=2」これは真理。
神はすべてを見ている。神の子は何を見ている?
幸いなことに、私たちは神でも神の子でもないらしい。いわゆる第三人間(?)(多分違う)
神があらゆる時間を飛び越え、すべてを並べて眺めるならば、そこには悲劇しか存在しない。なぜなら、喜劇とは「悲劇プラス時間」なのだから。なるほど、喜劇とは感性に縛られた人間のまどろみのようだ。
イエスが十字架を背負った瞬間、神は真理を超越した。そして「モラル」が静かに肉体へと降り立った。ドロローサ・ストリートからウォール・ストリートへ。

でも気をつけてくれ、こんなのは全部映画の見すぎで、本の読みすぎだ。神の不在はフィルムか活字の中に消えてしまえ。神の不在の不在。これぞ完全犯罪。

最後にひとつ、
What do you believe in?
Sex and Death.

いや、アウグスティヌスとニーチェも信じてみようかな。
しゃび

しゃびの感想・評価

4.5
ウディ・アレンの中でも特に好きな作品の一つ。好きだけど、観る度に考えさせられてもやもやする。

本作は「倫理観」について深く問いかけてくる映画だ。気になって「倫理」とは何かを調べてみた。

倫理とは
「社会生活において、人が守るべき道理のこと」らしい。

倫理観の難しいところは、道理の基準が人それぞれしっかりとありそうに見えて、実は「背景」と「結末」によって、大きく変わる可能性があるところだ。


例えば、
道端に1万円が落ちていたとする。
この1万円を交番に届けるか。

おそらく多くの人が届けると答えるだろう。でもその時ちょうど職を失っていて、露頭に迷っていたら。
迷わずポケットに入れるかもしれない。


また、最近巷を賑わせている誹謗中傷問題。

snsで、ある有名人に罵詈雑言を浴びせていた人たちは今どういう気持ちなのだろう。自らの行為によって人が死んでしまった。おそらく強い罪の意識を感じているのではなかろうか。


状況どうあれ、1万円が落ちていたという事実は変わらない。また人が死のうが生きようが、誹謗中傷した事実も動かない。

結局社会的な善悪の基準は、物事そのものだけに紐付いているのではなく、背景と結末に多大な影響をうけるのだ。

この映画には日本では馴染みが薄い「神」というキーワードが出てくる。一見神は無情だ。善行をしたからといって救わないし、悪行を行ったから懲らしめるわけでもない。神が仮にいたとしても、ただ見ているだけである。

おそらく倫理観とは、
【一つ一つの選択をする過程で頭を悩ませること」なんだと思う。



【ネタバレ】

「我々は自分の選択を通して自分を知ります。」

というセリフが出てくる。
選択をする際に頭を悩ませ、また選択した結果を見て、さらに頭を悩ませること。
それを通じて、人は自分の心根を知っていくのだと感じた。



この映画の最後に、長いナレーションが入る。メモとして残しておきたい。

「人間は生きる限り苦悩して決断しモラルを選択します。重大な選択もありますが、大半は些細な選択です。しかし、我々は自分の選択を通して自分を知ります。選択こそが、その人物の総決算なのです。ドラマは予告もなく冷酷に襲いかかり、神の創造には、幸福が欠けているかのように見えます。でも愛を胸に秘めた人々は、無感動な世界に意義を伝えることができます。そして、おそらく人間は一生懸命努力することによって、シンプルなテーマから喜びを発見します。例えば家族や仕事から。そして希望から。未来の世代こそこの担い手なのです。」

このレビューはネタバレを含みます

死ぬまでに観たい映画1001本より316本目

いや~んこれ嫌い( ̄▽ ̄;)笑
2つのストーリーが平行線で進み、最後に交差します。
この2つのストーリーの2人の主役が
ある理由で片や重罪を起こし、片や軽罪を犯します。
どちらが悪いか?ではなく、恐らくこの映画の観点では罪が重かろうが軽かろうが不幸にも幸せにもなるという何とも意地悪なテーマです。
あくまで観た感じの印象ですが。。。

この2人なんですが、私だけではなく世論的に絶対的に好きにはなれない性格の持ち主です。
人間らしいって面ではそうなのですが、2人とも自分の欲望のためには他人をどんな扱いにしてでも乗り切るタイプ。
どちらも同族ですが、為すことや倫理観がまったく違います。

どちらに対してどのような感情を観客側が持つか。試されてます。
どっちも地獄に落ちろ!笑
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
ウディ・アレンらしい会話の応酬から物語が積み上がっていく形式はいつも通りだが、いつもの惚れた腫れたや取るに足らない個人の感情に加えて今回は犯罪も多少絡めて、どちらかというと倫理観を問うてくるような形。結局うまいことやったもんが勝ち、真っ当に生きているはずの人間が一番損をしている...という図式だが、でも傍から見るとアレンが演じる映画監督クリフはそりゃあ人から見放されて当然だよなあという振る舞いしかしておらず、その結果はさもありなんという形で滑稽ですらあった(笑)。あと、マーティン・ランドー演じる眼科医が物語的には一番の盲目である、という皮肉も...
遊

遊の感想・評価

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二つの話は特に絡まず、最後にそれぞれの主人公が会って少しだけ会話して終わるという構成のお洒落さ 真似しよ

「神(救済)の不在」を論理的かつ物語的に描き上げてるのもカッコいい 拾いきれてないのでまた観る
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