まず画がこんなに綺麗な映画はなかなか観たことが無い。光の活かし方が凄くて、技術が発展していない昔でもここまで鮮やかで奥深い画が撮れることに驚き。誰が主人公か分からないながらも狂気と暴力性で自然と惹き…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
規則的に並ぶビルの窓からの方眼用紙、電球が赤く灯される部屋での複数の写真からの赤みがかった洗面所のタイルなど、シーンごとに直接的な関係はないものの、グラデーションのように映像が移りゆく。
屈伸運動…
台湾の名前の表記と登場人物の名前の文字が分からないため、いたずら電話と理解できないことと、最後の展開とその心情がしっかり理解できないことが難点。
しかし、ショットはエドワードヤンの素晴らしさに溢れ…
「あなたは分かってないわ、これが私たちの最大の違いなの」
"恐怖分子"って何なんだろうと観ていると、実は始めから恐怖が存在していたのだと気づかされる。大きな引き金となるシーンは映画史に残るレベル
…
ネオンが滲む台北の夜、静と動、明と暗がくっきりと対比される構図。ATG映画を思わせる空気感に、王家衛作品のような都市的寂寥が重なる。シーンの切り替えや登場人物の配置に、意味と偶然が緻密に織り込まれて…
>>続きを読む