これはちょっと刺さったあまりにもつらくてあまりにも良い。秀逸な内容と映像と演出と三拍子揃った傑作。
男の亡父へのどうしようもない葛藤が愛と性に翻弄される女とその悲劇を生み出し竹人形は彼女の形代となる…
体を求める女、心を求める男。寝取られ男。プラトニックラブはやっぱ無理なんだな。女の方からやっても良いアピールしてるのに手出してこないのは男としてアホでしかない。皿割れてるのに気付かないのとか鈍感だな…
>>続きを読む沐浴をする若尾文子のバックショットをロングから近づくと次のショットで若尾文子が腰にまとわりつく藪蚊を右手で叩く。その腰つき。弾く肌感。瓦。雨。竹林。シネスコ。若尾文子と西村晃を映す長回しの妙な違和感…
>>続きを読む若尾文子を魅せたい映画、文子を拝む映画と言われればそれはもう100点満点ですよ。前に映画評論で「若尾文子が最も美しく撮られているのは越前竹人形」っていうのを読んだ記憶があるけど、納得(個人的にはその…
>>続きを読む越前の冬、女盛りの若尾文子、全女子が理想と思うであろう純真無垢、真面目、一途な職人役を見事務め上げた山下洵一郎
ビジュ面はこれ以上なくよかったものの、いざこれから!というところで終わってしまい物語…