五番町夕霧楼の作品情報・感想・評価

五番町夕霧楼1963年製作の映画)

製作国:

上映時間:137分

ジャンル:

3.7

「五番町夕霧楼」に投稿された感想・評価

主演は佐久間良子(中心となる視点はほぼ木暮実千代)、カラー作品

【あらすじ】
京都の遊郭夕霧楼で働くことになった夕子(佐久間良子)の物語

田舎の出身で何も知らない純情娘、家族を養うため頑張るいじらしいところもあって、女将(木暮実千代)や姉さんら(丹阿弥谷津子、岩崎加根子ら)に可愛がられていました

そんな夕子のもとにある時から陰気な学生風の男(河原崎長一郎)が頻繁に通うようになる
夕子の変化と男との関係を訝しがる女将は間違いが起こらなければいいけど、と心配します

実は男の正体は夕子の幼馴染であり、お寺の小僧として修行の身でありました
夕子曰く、男は生まれつきの酷いどもりで周りからいじめられ育ち卑屈になってしまい友達もいない孤独な生活を送っていて
せめて幼馴染である自分だけは優しくしてあげたいと、自分の稼ぎから男を呼んでいたというのだ

てすが寺に郭通いがばれた男は夕霧楼には来れなくなってしまいます
そして悲しむ夕子も胸を病んで倒れてしまうのです、、、

【感想】
ラストがちょっと驚いた
これ金閣寺じゃん、知らなかったこういうお話だったんだ

男はお寺を放火して自殺する、それを知った夕子は故郷の思い出の場所で後を追う

お互いの存在が唯一の希望であったため、その存在がなくなるとしたら絶望しかなく、それ故の悲劇なのかな
でも夕子には養わなきゃいけない家族いるのになー、男も放火する理由がいまいちわからない
この映画ってらほぼ第三者視点だから想像するしかないんですよねー、そこが深いところなのかしら

佐久間良子すごい良かったです
代表作というだけあって前から見たかった映画の一つ
こんな純真ないい子がいるのかってくらいの天使っぷりでした
美人だし性格いいし、体も素晴らしいとくれば千秋実がハマって通うのもわかります

最後に、、、劇中ショウギ組合がどうこう言ってるシーンで将棋?何のことだろって思ってたら
娼妓か!だよねー将棋なわけないw 普段聞かない言葉だからわからなかった
rico

ricoの感想・評価

3.8
文学など疎い所為で、この小説が「金閣寺」のアンサーとして書かれたとは知らなかった。佐久間良子が涙を流しているだけでいじらしくて泣ける。
一緒に見ていた母が「天久ってあったなあ」と言うので調べてみると、今は大正村に移築されているようですね。

http://www.tokyo-kurenaidan.com/mizukami-kyoto16.htm
Jimmy09

Jimmy09の感想・評価

4.9
「さるすべりの花」を想う佐久間良子の純粋な美しさ✨

貧しい山村から京都の遊郭に行かされた夕子(佐久間良子)と幼なじみの正順(河原崎長一郎)の純愛を描く映画だが、舞台が遊郭であり、夕子の「水揚げ」の旦那(千秋実)との艶事も背景に描きながら、それらのバランスが非常に上手くとられた田坂具隆監督の傑作。 

夕子が思い出すのは、故郷の海から見上げた場所に咲く「さるすべりの花」。 

夕子の夕霧楼を仕切る女将(小暮実千代)などの心情も見事に描かれており、とても感動的な映画になっている。
カス

カスの感想・評価

-
クローズアップって題名にすればいいのに。
小乳ってなんなのですかねみたいです。
かくすことをかくしすぎて、情感のおこしかたがいささか脅迫めくが、劇としてのおもしろさは損なわれない。そして、夥しい戸、戸、戸、さらに戸。
なんて健気で哀しく切ないのだろう…
この愛の物語は…
名作「金閣寺」をご覧になった方は必見の秀作。
ルチア

ルチアの感想・評価

3.0
佐久間良子さん主演のこの映画。
もう、お話なんてどうでも良かった。
とにかく、佐久間さんが登場したシーンからずっと、佐久間さんの美貌に釘づけでしたw

とにかく美しい。
スクリーンに彼女が映ってるだけで幸せな気分になれる、そんな映画でした。

なので、お話の感想はありませんw

ただただ、佐久間さんが美しかった、そんな印象の映画でした。
でも、それだけでも、もう一度観たくなるような映画でもあります。
京都上七軒を下った場所にあった五番町遊廓を舞台、金閣寺放火事件を話のモチーフにした作品。。
若くして娼妓になった片桐夕子と、世間に対して暗い思いもつ櫟田正順の恋物語。世間から隠れるように生きる二人の恋は暗く、力強く、美しい。

井筒の生八つ橋夕子は、この片桐夕子から名前をとっているとのことで、これから八ツ橋を買う際は聖護院より井筒をご贔屓にしようと思います。