大島渚監督による1969年の作品『少年』を鑑賞した。実際に起こった事件に着想を得た本作は、“当たり屋”を生業とする一家のロードムービーであり、物語が一貫して“少年”の視点から描かれている点が特徴であ…
>>続きを読む音楽や国旗の使い方、北海道での事故、時折入るナレーション、所々惹きつけられる印象的な演出があった。さすが巨匠。
ただ時代が違うのは重々承知ではあるものの、父親の暴力や暴言には辟易する。当たり屋役も…
戦争で傷を負ったことで定職につかない男と、その先妻の息子(少年)。男の同棲相手の女と彼女との間に生まれた子(チビ)。家族の絆が希薄な一家は当たり屋で生計を立てている。一箇所で仕事を続けると足がつくと…
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最後の「お父ちゃん逃げて!」が切ない。子どもは大人を恨む知恵すらもてないね。
ラストシーンも、飛行機に乗った思い出を保護司に話しながらも、頭の中では怪我をさせてしまった女の子を思い出して泣く少年…
https://worldend-critic.com/2022/06/04/kizumonotachi/
あにもにさんの映画『傷物語』論で、日章旗を画面に散りばめた代表的な先行作として言及されて…
大島渚プロダクション