モード家の一夜に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『モード家の一夜』に投稿された感想・評価

エリック・ロメール監督『モード家の一夜』(1968)
DVDにて鑑賞。

ロメール「六つの教訓語」シリーズの第3作で、
2人の女との交信の中でひとつの運命を知覚する男の物語。

時代背景に一夫一婦制…

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iszka

iszkaの感想・評価

4.2
どっちつかずで、
矛盾したナヨい男を撮るのがうますぎる。

恋愛に明確な2択が生じた時点で、
どちらに転ぼうがそれなりに蟠りが残るのだが、このラストの清々しさたるや

毎度人生を肯定してくれてあざす
NS

NSの感想・評価

4.2
モード家のシーンはもちろん、ラストも素晴らしい。評価が高いのも頷ける。

ただロメールのモノクロはあまり好きじゃないかも。
他のロメールにはない緊張感がある 冗長だなと思ったすべてが苦い祝祭へと転化する
これが本当に人生であればいいと思う 遠い水平線の美しさ
香港

香港の感想・評価

4.0

会話劇で最も重要なのは、会話の内容ではなく編集とテンポなのであるという事を教えてくれる傑作。「しとやかな獣」の鑑賞後に近い感覚を覚える。
6部作の前作である「コレクションする女」のねっとりとしたフェ…

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メインの3人全員が複数の選択肢の間で揺れている
偶然の出会いから理屈で覆えない自分を見透かされる主人公、やっぱりロメールの癖はこういう男性か〜
た

たの感想・評価

4.0
お〜お、ロメール作品

ほぼ会話劇ですが、ロメール監督の演出が深すぎる なんでもないシーンも絶対何かがある。

高校生の頃にロメール監督を知っていたら私の人生変わってましたね。
だた

だたの感想・評価

4.5

ミサに参列する者たちが一斉に祈りの言葉を口にする中でフランソワーズの横顔を見せる前に、まず彼女の声だけが集団から独立して聴こえてくるのが良い。大きめに録音/整音するのではなく、フレーム単位で少し声を…

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フク

フクの感想・評価

5.0

ジャン=ルイ・トランティニャンがフランス人としては珍しい内向的な役どころで、友人の別れた妻であるフランソワーズ・ファビアンと成り行きで二人きりで一夜を共にすることになるのだが、思い切りが悪過ぎる上に…

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おかだ

おかだの感想・評価

3.8

ロメールの物語、大半が偶然から始まるのが彼の思想を表している気がするな…
パスカルの話しかり、どれだけ宗教哲学の教養を深めても超越的な意思には抗えないのです…

いつも通り物語の半分以上が会話劇で、…

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