美しき結婚の作品情報・感想・評価

「美しき結婚」に投稿された感想・評価

acchi

acchiの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まだ相手すらいないし付き合ってもいない相手なのに「私、結婚するの」と周りに言いふらして、あんだけ相手に夢中になっといてフラれたら「私のタイプじゃなかった」とか。めっちゃ結婚したいのに「私から結婚せがむのはいや、相手からじゃないと」とか。サビーヌ!
本当にロメールは最高。秋が舞台でピンクやオレンジといった暖色の画面作りや、主人公のどうしようもないイタさが愛おしい。最後のくだりも、今聴くとちょっとダサいテクノも愛しい。
オープニングのチキチキ音が面白かった。
せっかちで子供っぽいヒロインが、相手もいないのに結婚する!と宣言したり、ヒスを起こす暴走っぷりが痛々しい。
フランス人は恋愛について、よく語る。それだけ確固たる持論があるのが凄い。
ダンスシーンは『満月の夜』、ヒロインは『緑の光線』に少し似てるかな。
『海辺のポーリーヌ』のエロ親父も出てきて、ロメール女優勢揃いで、なんかいい。
7子

7子の感想・評価

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戦争の開始と終結ってワードが強すぎて笑う。最後はお手上げ🤷‍♀️
ロメール映画の主人公女は大体わがままな女だけど、今のところわがまま度ナンバーワンですね。気が狂ってんじゃないかってくらい。きつかったな〜
若い時って、色んな思い違いや恥ずかしい事を経験するものだ。あぁぁ…と、彼女が痛々しいと同時に自分も痛い笑

サビーヌ(ベアトリス・ロマン)が玉の輿願望を募らせて空回りするという悲喜劇。
じつは本作は初見の時あまり好きになれなかった。結婚願望というテーマがダイレクトすぎて生々しく感じられてしまったし、自分を客観視できない彼女を気恥ずかしく没個性的に感じてしまったせいもある。

思い込んで先走りしてしまう彼女の痛々しさをチャーミングだなぁと思えるようになったのは、その後数年経ってから。そして彼女に対する周りの反応の面白さもじんわりしみてきて、自分の中で熟成された。愛すべき作品と今は思っている。

「喜劇と格言劇」第2弾。
年に1度はみているが、いつでも新鮮な衝撃を与えてくれる最強のヒロイン🎂
うまる

うまるの感想・評価

2.8
仕事も恋人も捨てた女が、出会ったばかりの弁護士と結婚しようともがく話なのだが...正直主人公の言動が痛々しくて見てるのがキツい。

「結婚は男からせがんで欲しい。でも待つのはイヤなの。」って、うーん。

画面の充実度も、そんなに。
pika

pikaの感想・評価

4.5
あーー!!もう見てられない!めっちゃ面白い!
横隔膜あたりがモゾモゾモゾモゾ!
オープニングとエンディングの音楽に若干突飛な印象を受けるけどコミカルで妙にマッチしていてジワジワくる!笑

20代半ばの主人公はやりたいことがあっても「いつか」のこととしてやろうとはせず、ただ過ぎ行く毎日を退屈に過ごしていて、ある日こんな自分は嫌だ!と開眼するけれど、これまでやってきたことを否定することしかできず、ある程度モテているのも手伝って自分に自負も期待もあるから常に自信満々。
ダメ男ばかりに惹かれるというけれど、ダメ男にしかモテてないという現実を理解出来ておらず、自分が気付けば世界も回るという思考のもと、いつかやりたいことをやる、そのためには下らない仕事なんてしたくない、お金のために働くなんてカッコ悪い、素敵なお金持ちと結婚して主婦になる、それこそが女性の務めであり、自由な時間に過程を守って自分のやりたいことをする日々が来る、と言うのを当然のことだと思っていてある日理想的な男性に出会う、というドラマ展開なんだけど、非現実な理想論を高らかに吹聴する姿が痛くて痛くて、全く現実も自分自身も周りの世界も見えていない姿を俯瞰で映し続ける展開はもはやパニック映画!
息をするのもしんどい、もう勘弁して!と泣きを入れたいレベル!笑
中盤、母親にドヤ顔で語っているシーンで主人公にクローズアップしていく演出、少しずつ世界が主人公だけになっていくジトーっとしたカメラワークが痛くて辛くて居たたまれなくて吐きそうになった!笑

人間それぞれ皆多少なりとも自分は特別だと信じていたいものでもあるし、若くて可能性が無限にある時期はなおさら。
でも今ある自分の現実をキチンと直視して自分の可能性や理想に対して自分の足で一歩ずつ向かっていかなきゃならない、と自覚するのは別の話で、壁にもぶち当たるし不快なことも理想とは違うこともあり得るわけで、自分の幸福のためには今のままではいけないんだと、自覚している人でも全くわからないでいる人でも誰でも、どれだけ自分の理想と現実を理解できているのかなかなか難しいもので、いくつになっても変わらない普遍的な衝動なのかもしれない。
そんなシンプル且つ誰もが大なり小なり持っている側面を、巧みなドラマでサラリと描いてしまうロメール監督、さすがハンパないっす、傑作!!!!
マ

マの感想・評価

3.2
痛々しい。やばい主人公の暴れっぷりを楽しく観察する映画だと思います。ロケ地がルマンという自転車レースで有名な街らしく、坂の多い裏通りみたいなとことか風情があってめちゃくちゃフランスに行きたくなった。
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