このレビューはネタバレを含みます
架空の映画『思い出の農園(プランテーション)』(白人主演の映画でこれ、ふざけた/挑発的なタイトル)で女中役を務めた"Watermelon Woman"(フェイ・リチャーズ)の正体を巡るモキュメンタリ…
>>続きを読む30年近く前のインターセクショナリティ映画だが既に猛烈に完成度が高い。戦前のハリウッドで歴史の闇に葬られた「スイカ女」の肖像を探っていくなかで本人も曖昧であったアイデンティティを確立させていく。黒人…
>>続きを読むクィアアートの到達点。
こういうのに山ほど触れた青春で幸せだった。10代のわたしにシスターフッドとかコミュニティの感覚を与えてくれたのはリアルな人間関係だけじゃない。知識に勇気とユーモアが加わって…
30年近く前の作品だが、「黒人でありレズビアン」という属性について、主人公や友人たちの存在が普通に描かれつつ、映画史の中で消されてきた存在としても取り上げており、今見ても意義深い作品だった。
一日の…
K.クレンショーがインターセクショナリティの考え方を提唱する以前から、そして以後も、アイデンティティの交差点での「事故」を思い、告発してきたシスターたちのイメージが浮かぶ。ニュー・クィア・シネマのこ…
>>続きを読む私は黒人女性でレズビアンで映画監督なシェリルが猛烈キュート。自称フェミニズムのホモフォビックな発言のあの感じとか。おばさんの堂々たる差別な感じとか。暴力的な警官とか。今と何一つ変わってなくて絶望的に…
>>続きを読む主人公が"ウォーターメロン・ウーマン"と名乗っていた映画女優を探す話なのだけれど、途中まで本当にある映画の本当にいた女優さんなんだと思って観ていた。28年前の映画ともなると劇中劇の嘘っぽさがここまで…
>>続きを読むシェリルはレンタルビデオ店で働く傍ら映画を作成している。題材は1930年代のハリウッド映画でウォーターメロン・ウーマンとクレジットされた女優を探すドキュメント。そして彼女もまた自分同様にレズビアンだ…
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