はじめて見た時は、陳腐な表現をすれば、めちゃくちゃトラウマになった。こんなにも暗く痛ましいアニメーション映画は、世にも稀だろう。
高畑勲は、容赦がない。おそろしいほどに冷徹、冷酷で、ドライだ。繊細…
何回目かの鑑賞
学生の頃に初めて見たときは、ただただ可哀想にと思って泣いた。
でも年をとってから見ると、また感想が変わりますね。
おばさんはそこまで理不尽ではなかったように思えるし、世話になってる…
戦後80年。アメリカに住み始めて、今観ないと、と思った。
日本にとっては「過去」の歴史かもしれないけど、世界には「今」も戦争がつきない。
子どもが子どもなりに、生きようとしている姿、胸が痛い。それが…
"4歳と14歳で生きようと思った"
2人はただ生きていただけなんだよね。
始まりと終わりがこういう繋がりだったこと忘れてた。
清太と節子が現代のビル群を見ているラスト。たまらない。いまも私たちを見て…
© 野坂昭如/新潮社, 1988