あした元気にな〜れ! 〜半分のさつまいも〜の作品情報・感想・評価

「あした元気にな〜れ! 〜半分のさつまいも〜」に投稿された感想・評価

mh

mhの感想・評価

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アニメの戦後もの。
テンプレ展開の集合体で見る者の集中力が試される。
CGでB29。
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.4
これも制作会社がよくわからないアニメ。でもキャラデザが湖川友謙なんだよな。

原作は海老名香葉子で、うしろの正面だあれと同じく東京大空襲を舞台にした話。
今作では戦後の混乱期を描いてるので、火垂るの墓とも被るね。

本所の家に産まれた香葉子だが、疎開先の沼津から良心の訃報を聞く。
身内が兄と二人になり戦後引き取られた中野の親戚に世話になるが、兄は既に家出。

香葉子は親戚の叔母さんのイビリに健気に耐える日々。勝手な兄と言い、こんな所も火垂るの墓に似てる。

だが清太と違い、アクティブな兄・喜三郎は上野の闇市で戦災孤児を集めてヤクザと揉めながら商売をしてる。
叔母さんの理不尽な扱いに耐えながら兄を探す日々。君の名はの様なすれ違いが続く。

やっと再開も、金が貯まるまで待てと言う兄。清太並みにこの兄も勝手だ。
そして闇市の子供らとヤクザとのバトルに。ホームアローンかって程に大人が弱い。

落胆する香葉子は売られる本所の家の跡地で泣くが、そこに帰還兵がサツマイモをくれる。サブタイトルのサツマイモがココで出てきてナルホドと思う。うしろの正面もそうだが、この辺のシーンは上手いなと感心する。

で、希望と共に前向きに生きるという終わり方だが、本当に大変なのはここから先なんじゃないか?大人の庇護がなく子供らだけで生きるんだよ…。言うても火垂るの墓の後発だし、そこを書かずに終わるのは消化不良な気もするんだよなぁ。
ノッチ

ノッチの感想・評価

3.0
東京の下町、本所生まれのかよ子は、戦時下の厳しい状況の中でも家族の愛情に恵まれて暮らしていた。

しかし、かよ子だけが沼津へ疎開した後、東京を大空襲が襲う。

かよ子の家族6人の命が奪われ、生き残ったのは兄の喜三郎だけだった。

海老名香葉子さんが少女時代の戦争体験を綴った原作のアニメ映画。

『うしろの正面だあれ』の続編的内容です。

戦災孤児になりながらも、終戦直後の貧困と混乱の時代を明るくたくましく生き抜いていく兄妹の姿を描いています。

声優には、ポケモン・タケシ役で有名なうえだゆうじさん。

名探偵コナン・工藤新一などなど数々の作品で有名な山口勝平さん。

森川智之さんなど、有名な声優さんも出演されています。

主人公、かよこの声には上戸彩さん。

上戸彩さんはもともと甲高いアニメ声なので、とっても良かったと思う。

物語としては、『火垂るの墓』をちょっとオブラートにした感じ。

終戦後焼け出され、人のこころも荒み、みなただ生きていくことだけに一生懸命になっていた時代。

そんな中生きていく兄と妹。

思いもよらず戦災孤児となってしまった、かよこ。

やはり生きることに一生懸命だった時代。

そんな中、かよこに希望を与えたのは、人の善意。

うれしさや、たのしさ、かなしさ。

そんな気持ちを共感できるこころ。

あくまでも人の心を善意と受け取り、生きていこうとするかよこの姿勢が、混乱の中たくましく生きていく力になっていたのだと思う。

善意をもって生きていけば、善意を返してくれる。

こんな小さな力が、戦争の無い世の中にしてくれるのではないか。
青二歳

青二歳の感想・評価

2.6

このレビューはネタバレを含みます

子供の頃TVや授業で観た日本の戦争映画(アニメ含む)は、プライベートライアンみたいな戦闘シーンが無い。空襲とかひめゆりとか非戦闘員が死ぬ話と、上官の下士官いびり。この二つが自分の知ってる戦争ドラマの書式だった。今思うと…これって変だな…
大人になって戦前・戦中(映画法時代)・戦後(50〜60年代)の戦争映画を観て、戦闘シーンもあったり意外と多様である事を知りましたが。

子供の頃戦争アニメ映画といえば“うしろの正面だあれ”と“火垂るの墓”でしたが最近だと今作かな?上戸彩だし。
今作は空襲が山場ではなく、戦争孤児となって戦後を生き抜く少年少女の踏ん張りが描かれます。食糧難…闇市での混乱…あと子供v.s.大人の対立軸がメインですかね。
闇市での対オトナ戦は“肉体の門”を思い起こさせます。気力を失った復員兵に慰められるラストも肉体の門っぽい…
“火垂るの墓”より前向きな終わり方なので、こっちの方が見やすいかなー。どうだろ。抑揚のない単調さが難なのですが。オープニングとエンディングの吉永小百合のナレーションも蛇足。なぜこの手の戦争アニメは引き算をしないんだ…説明台詞を加えないと気が済まないのは何故…
あと「お前らみたいな大人が〜」とやたら繰り返して世代の断続を訴えるのは、歴史物としては宜しくないと思います。孤児になり理不尽にかこつ子供の気持ちというのは理解するけど、あまりにしつこい。まぁ頻度からしてこれが製作者のメインテーマなんですかね。