シクロの作品情報・感想・評価

シクロ1995年製作の映画)

CYCLO

製作国:

上映時間:128分

ジャンル:

3.5

「シクロ」に投稿された感想・評価

h

hの感想・評価

3.9
犯罪映画と言われつつ、犯罪に全振りしてないあたりが好み
目を惹くショットが沢山あった
今きてるトラン・アン・ユン、すごい湿度、ひったひた。アジアの雰囲気と相まった、うるさくない色気のある画に魅了されています、、
内容はよくある90年代ノワール。芸術性等、非常に北野武作っぽく、また、The・金獅子賞受賞作という感じの仕上がり。「青いパパイヤの香り」のようなムンムンのエキゾチズムを求めて観賞すると、おそらく物足りなさを感じるだろう。それとは全くの別物。前半は非常に退屈だったのだが、後半はなかなか面白いショットの連発だったゆえのこのスコア。あとはトニー・レオンがめちゃくちゃ格好良かったので。
Susumu

Susumuの感想・評価

3.3
トラン・ アン・ユンの中では、一番好きかも。
独特の映像美が好きです。
ha

haの感想・評価

3.2
I just can't believe any animals were not abused. They were so real
mugcup

mugcupの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます


私的神曲、レディオヘッドのCreepが聴きたくて。
2003年のサマソニでのCreepが1番好き。
恋の苦しみをこれでもかと歌いあげるトム・ヨークが大好き。
真に迫っていて、とにかく胸を打たれる。

で、この映画のCreepが流れる場面。
トニー・レオンが好きな女を客に売り渡すシーン(売春まがいの仕事をしている)
生きていくために悪になるトニー・レオン。
でも表情がとても切なくて。
その後その女が(多分無理やり)処女を奪われた事を知り、その客の男を殺し、トニー・レオンも自殺してしまう。

生きていく上で大切な事って何なのかな。
男と女って何なのかな。
私みたいにいつも誰かに守られて生きている者には
分かった気でいるだけで
何にも分かってないんだろな。

とてもディープな映画なんだけど、トニー・レオンとトム・ヨークの切なさが妙に合っていて
なんだか頭から離れない。
感想が一文字も思いつきませんが、三人の女性が部屋の中で水を掛け合いながらキャッキャウフフしてるシーンは私も混ぜて欲しかったです。でも混ぜてもらっても隅の方でジッとしてると思います。
三輪自転車タクシーをする18歳の少年。ベトナムの裏社会に引き摺り込まれた少年の闇と暴力の合間に時折美しいカットが挟まれる。
トニーレオン演じる突然鼻血が出てくる詩人のパートが好き。詩人は処女の恋人を売春させる。その恋人は少年のお姉さんだ。

ゴダールの『気狂いピエロ』を彷彿とさせる青いペンキを塗りたくり自殺を匂わせる。
捨てる者のない貧困な人間は、時に取り返しのつかない行動に出てしまう。ベトナムの湿っぽい汗臭さと映像美が相まって詩的な作品となっていた。

トニーレオン、初めて見たけどかっこよい。
ヴェトナムの闇が描かれた犯罪映画としては貴重なものがあったけれども、ウォン・カーウァイばりにお洒落な表現がいくつかあり、ちょっと鼻についたしこういう映画に果たして必要だったのだろうかとも訝った。

トラン・アン・ユンの映画としては長編デビュー作の青いパパイヤの香りの方が色んな意味で好みだった。
たむ

たむの感想・評価

3.9
ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したヴェトナムを舞台にした犯罪ドラマです。
貧困と暴力が狂気となって、悲劇へ直行する様を独特な映像感覚で描き出します。
トラン・アン・ユン監督のなかでも特にハードボイルドであり、それはこの時期のアート系映画では外れなしどころか、作品の質を格段に上げたトニー・レオンさんの存在が大きいです。
三人の若者とアウトローの世界が水分を多く含んだ、湿度高めな映像は、トラン・アン・ユン監督ならではの映画世界です。
80年代後半から90年代にかけて、多くのアジア映画が世界の映画祭を席巻しましたが、独特な映像と貧困と暴力が共通していたような印象を持っています。
本作もそんな一本であり、映画がある国の文化や現状を伝えている重要なメディアであることを思い出させてくれます。
おっちゃんが伝統的な歌を歌いながらお仕置きするところが印象に残る。

トニーレオンがミスターちんにイケメンになる魔法かけた感じに見えて色々な部分が少しだけ和らぐ。
>|