五所平之助の“伊豆の踊子”。かつて金鉱で栄えた静岡の風土を下敷きに置く脚色がいい。ゆすりに押しかける金鉱技師河村惣吉のいやらしさが最高。そちらの汚いカネドラマが面白くて中々踊り子と学生の間に恋の花が…
>>続きを読むサイレント映画だった。
昔の言葉遣いが好きで、よく分からないけど満足感が得られる作品。
チヨコ可愛い!ピュアで真っ直ぐで正直で、そんなチヨコを想う人々の気持ちで話が進んでいるな〜と思った。
結…
「伊豆の踊子」初めての映画化作品は、原作の発表から7年後の公開。このあたり、近過去の物語をどういう感覚で捉えていたのか興味が湧く。
脚本が54年版(美空ひばり主演)と同じ伏見晃で、今作もかなり原作…
川端康成の原作を伏見晁が脚色、五所平之助が監督した、最初の『伊豆の踊子」映画化。旅芸人への差別もきちんと盛り込み、田中絹代の踊り子と学生の淡い想いなど、川端の原作を損ねることなく描いた御所の代表作。…
>>続きを読む「マダムと女房」でトーキー映画の先陣を切った五所平之助監督が、再びサイレンに回帰し誰もが知る文芸作品に挑戦した傑作。伏見晃が内容を大幅に増補して出来た「五所の伊豆の踊子」であり、踊子田中絹代の兄小林…
>>続きを読む冒頭、松竹的雄大なロケーションの中を自転車が走り抜ける清々しさに、スクリーンでこれを新年に観れていることに嬉しくなる。五所平之助が天性のコメディアンだと感じさせるのが、警官と通り人や湯河原の男たちが…
>>続きを読む写真提供:マツダ映画社