最近のワイズマンは言葉に重きを置いているが、本作は行為、行程など動きを繋いでいく編集がスリリングで、ドーナツ屋、缶詰工場、サーモン工場、毛皮を剥ぐ猟師、ロブスター漁などの過程を丁寧に追うのと。学校、…
>>続きを読むアメリカ合衆国の社会福祉政策が実際にどのように市民を支えているか(あるいは、に支えられているか)を、メイン州の小さな町を取材して描いたドキュメンタリー。
ドキュメンタリーでありながら、自然描写や引…
冒頭の朝靄の中で朝日が映える波間にカモメが溶け込むショットなど神がかり的にシャープなカットが至るところに頻出し、一定の距離を常に確保しながら、生活者たちの内奥を余すことなく捉えようと接写する離れ技…
>>続きを読むジャクソンハイツを40本目とすると『メイン州ベルファスト』は、ワイズマンの30本目、20年前の作品。
南北戦争を経て、かつては商業的に栄えた町でもあったメイン州ベルファストだが、町の人々は歳をとり、…
誰かがワイズマンの集大成とか言ってたような言ってないような気がしたので見てみたけど、確かにこれ一本見たらワイズマンという監督がどんな映画を撮るのかが良くも悪くも理解できる作品となっていた。
という…
かなり以前に1度観たことがあるが、正にこれも恐るべき傑作。ワイズマンの世界の風味を極限まで味あわせてくれる作品だ。この作家の、最もナチュラルで同時にマジカル、アプローチにリキがはいってない…
>>続きを読む編集のキレが見事に機能する。悪意のモンタージュに慄きながらも、いつもより多い車が走る場所から場所への繋ぎ。
ドーナツ屋がなぜか好みなのだが、全体的にやや長い。街全体を捉えるというのは、他のワイズマ…
やはり四時間集中が続くという訳にはいかなかったな。 冒頭の海のカット割りを見て最後まで集中切らさないでいけるかと思ったがまあやっぱりダレた。 人が喋っているシーンよりは、何か作業をしているシーンや機…
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