かなりラディカルで反体制的な作品に感じました。使い捨ての食器を投げ捨てる場面には、消費社会への批評性と同時に、抑圧から解放されるような快感が共存していて、作品全体の緊張感とリンクしていたように思いま…
>>続きを読む都市より過酷な山のロケーションの方がリュック・ムレには合っているように思う。
ビンタから脱がされのキスから始まる山々を巡る冒険。本当にとんでもないロケ地ばかりでめちゃくちゃ大変そう。
巻き戻しした…
1967年、フランス、コメディ。
前作の長身の方のブリッジドが再び登場。大学を飛び出し密輸に手を染める。同じく密輸業をしているフランチェスカ。2人は同じ男から密輸の指示を受けていることが判明し、微…
生活必需品を川に流し、消費社会からの解放を遂げたように見えた彼女たちも、
結局は何かを消費しないと生きてはいけない。
密輸という行為も、消費活動の一端を担っているわけだし、
さらには何をやっても満足…
街に嫌気がさし山に戻ってきた前作のPブリジットは男に出会い密輸業に手を染めることに。男には別の女性もいて微妙な距離感だった2人だけれど、険しい山岳地帯を追手の税関と密輸業組合から逃れるうちに結託する…
>>続きを読む文明から遠く離れてオート=アルプ県ララーニュとイゼール県をまたぐエクラン国立公園でロケ撮影。それだけで凄まじい画面の力。税関と組合に挟み撃ちされ三つ巴を利用して逃げおおせるのはバンの小道(senti…
>>続きを読むある国境で密輸を試みる2人の女性ブリジットとフランチェスカが、山中で不毛な議論を交わしたり、地元の農民と奇妙なやり取りをしたりしながら、目的もなくさまよう姿を描いた、リュック・ムレ監督の長編二作目。…
>>続きを読む開幕、長編一作目である「ブリジットとブリジット」ネタが出てきた。てかブリジットが出てきた。絵としてはこっちの方が面白いけど運動の繋ぎが自由すぎて一周回ってつまらんというよりスベってる。後半からようや…
>>続きを読む密輸商品はマクガフィンのごとく最後まで明かされることはない。岩山のごつごつした風景の中で人々が斜面を上り下りする様がひたすら描かれ続ける。『ビリー・ザ・キッド』ではジャン=ピエール・レオの不器用な動…
>>続きを読む©DR