パブリック・ハウジングの作品情報・感想・評価

パブリック・ハウジング1997年製作の映画)

PUBLIC HOUSING

製作国:

上映時間:195分

4.0

『パブリック・ハウジング』に投稿された感想・評価

シカゴ郊外サウスサイドのアイダ・B・ウェルズ公共住宅団地で撮影されたドキュメンタリー。建物は老朽化し、住民のほとんどは黒人の貧困層。薬物が蔓延している。

これがプロジェクトか。キャンディマンの世界。隔離してるわけでもないだろうに黒人ばかり。住人のためならヤクザもけしかける管理棟のゴッドマザーが超ドープ。麻薬・窃盗・失業が蔓延するも、裁縫教室・美容室・…

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3.5
非効率と非人情が公然と歩いている。諦めと自己責任の徘徊。改善の要求は予算確保という名の遅延行為へと結びつく。即、という動物的な敏捷性はもうここにはない。

「ワイズマンがしていること、それはキャメラによる一般化によって日常を変容させ、その日常の振り払いがたさをつうじて、こうした経験の真理、つまり、現今の「包摂システム」が突きつける「超産業的であれ」とい…

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あ
3.7
初期シカゴハウス(ゲットーハウス?)のブロックパーティーでワイニーしてる少女のシーン良かった。しかし97年にしてはフィルムの保存状態悪すぎだろ…。70年代に見える。
菩薩
-

アプローチこそ当然違えど精神性としてはケン・ローチに通ずるものを感じた、公助が行き届かぬ貧困層のコミニュニティに於ける共助と「家」の重要性。治安を司るゴッドマザーの歯の本数がガチ、あれはこの世の全て…

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ENDO
4.2

貧しいシカゴの一隅で人々が気怠そうに蠢く。ニア・ノース・サイドの『キャンディマン』伝説などここには全くない。行政の介入と交流。ヤクザを雇って隣の地区の若者を追い払おうとする自警団思想の肝っ玉婆ちゃん…

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これが噂のワイズマンのディスカッション映画…。どれも一義的な方向性なんであまりハマらず。
水道工事終了しても全然耳遠くて気づかない→外出たら知らない先生が職質受けるとこのサスペンスはすごかった。

シカゴの公営住宅団地の日常生活。半数が黒人の低所得者層が占める。だが、空室が残っているのに、すぐに入居できなし。公営住宅取り壊しの計画もある。ゴキブリ退治、バザー、野外BBQ、そして失業者、ジャンキ…

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4.0

ジャクソンハイツ先に観てるから、作りは似てるが現場の問題のハードさがもう痛い痛い。少女たちのトゥワークダンスも苦しみを駆逐するほどの高揚感が無いのも辛い。ジャクソンハイツのラテンの乗りと対比すると尚…

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