ダメなアルトマンが出ちゃった。
そもそも群像劇が嫌い(それは、関係ないものが無理矢理関係されてしまう、関係しているように見せかけるから)なのだが、それだけじゃない。
マンガみたいなキャラをつくれば…
アルトマン的には佳作だと思うが個人的にはかなりツボ。
系統でいえば「ロング・グッドバイ」的な感じなのかな。
群像劇ではなくストーリーはあるものの、遅々として進まず、黒人マフィアの長々とした語りや誘拐…
当時のカンザス・シティ(ギャングがはびこってたり、禁酒法無視したクラブでジャズが栄えてたりした1930年代)とジャズの歴史的背景に興味があれば楽しめるけど、興味がないと、ストーリーと演奏シーンがあま…
>>続きを読む始終生演奏で流れるジャズのおかげで、黒人ギャングの絡む誘拐劇も気楽にゆるりと観ていられる。
ラストのどんでん返しにも驚かせてもらって、楽しく心地良い映画だった。
それにしても主役のツンツンガール、ジ…
「カンザスシティ」銃声もうるさいが、それ以上にジャズがうるさい町。
主人公ブロンディオハラは夫を黒人マフィアのボスから救出するため、取引材料として、大統領顧問の妻を誘拐する。
ストーリーとは別に…
ギャングに夫を誘拐された妻が、更に弁護士の妻を誘拐して無理やり夫を救ってもらおうとする…というお話。
話の入り口がなにやら混み合っているけど、ストーリー自体は誘拐した側、された側の奇妙な友情を描い…
クライム&ジャズというのはしばしば用いられるひとつの型だが、音楽がストーリーを語る上で重要でないにも関わらずフィーチャーされすぎている感がある。
音楽自体シンプルに素敵だしその時代やその街の雰囲気を…
『ザ・プレイヤー』、『ショート・カッツ』、『プレタポルテ』と、第二のピークを迎えてから立て続けに傑作を送りこんで来たアルトマンが、“ジャズ”と“誘拐”という決して混じり合わないテーマを群像劇というつ…
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