「行けなかったわ。今日の投票。」
超絶クール。
訛りの強い英語と歪めた唇
ラリった虚な目
噛み合わない会話
ベーシストの影
発砲した腕をそのままスライドさせる動きと陶器の中に投げ捨てる音
道端に投げ…
1934年のカンザス・シティ。
ジョニーは白人なのに黒人の格好をして、セルダムが経営するジャズクラブから大金をせしめるが、その後捕まる。
ジョニーの妻のブロンディは引き換えとして大統領顧問のキャロリ…
『アメリカン・ヒストリーX』のレビュー以来何度かご登場いただいているいきつけのプライベートサロンの癖の強いVJ美容師さん。今回かけてくれたのはロバート・アルトマン監督作品のこちら。
舞台は1930…
目的のためには手段は問わない!だったはずが、だんだん当てのない逃避行みたく見えてくる
偶然のスペクタクルに見舞われる。
冒頭の緊張感、JJLの迷いのない動きに鳥肌が立つ。片側の口角を上げる表情が最…
ジャズの音色と銃声が交差する街、バーに監禁されてる旦那を解放するため、要人の奥さんを誘拐する女性の話。あの時代に"黒人のフリをするために"顔にすすを塗って強盗した時点で何も擁護できず。よく分からず誘…
>>続きを読むアルトマンやはり凄いしクセがつええ。
エキセントリックな女二人を狂言回しとして置きながら存在感十二分中身の無い説教べらべらベラフォンテに跪かせ、ジャズという音楽の合う世界を作り上げるアルトマンの脳内…
下層階級がジタバタやってても所詮、権力者の掌の上で転がされてる構図。ベラフォンテのクールなやり方の残酷さにひでぇと思いながらも巧さに痺れてしまう。最後うーわ、うーわ、ですよ。
ジェニファージェイソン…
ハリーベラフォンテの説教御託に与太話、常に茶色の小瓶舐めてふわふわマイペースのミランダリチャードソンのJJリーに負けてない強烈なキャラクターが嬉しい。そんで溢れ出る一途なJJリーのハスっぱな魅力。残…
>>続きを読む調子に乗って喋り出すまでエンドレスに続く中身のないベラフォンテの説教、肝が据わってるってんでガッツを抜き取って無事に家まで送り届けてあげて優しい。ミランダリチャードソンが黒人家族に語り聞かせるトーマ…
>>続きを読む1930年代のカンザスシティー。
JAZZと不正選挙とギャングと誘拐と、まるで群像劇のような構成だけどロバート・アルトマンにしてはシンプルな方かも。
JAZZクラブの出演者は全て本物のミュージシャン…