流星空手打ちの作品情報・感想・評価

「流星空手打ち」に投稿された感想・評価

くぅー

くぅーの感想・評価

3.7
『電光空手打ち』の続編であり後編は、舞台を東京に移し、またしても葛藤のドラマを見せる。

そして、敵襲シーンも増え、"流星の型"も何度か披露はするものの、パターンは同じだったりするが。
さらには、ルンペンながらもいい男度は増し、ロマンスも健在。

しかし、風雲急を告げての雷光下でのクライマックスはニヤリだが・・・ラストはあれでいいんだろうか(笑)

いずれにせよ、後編では悟りの境地を学んだかな。
第一部『電光空手打ち』に引き続き、
高倉健さん演じる若き空手家・忍勇作が上京する第二部『流星空手打ち』がここに開幕。

"流星の型"を会得した主人公は東京の地を踏むも、挫折してルンペンに。

そしてルンペンの爺さんを演じるのは、その筋では右に出る者はいないであろう左卜全さん!
『七人の侍』でも印象的だったこの腑抜けた演技、本当に素晴らしいですよね。
まったく理解不能な「悟り」のネタにされてる寝顔もこれまた最高。

とにかくモテまくるけど硬派一点張りの主人公・忍、これぞまさしく健さんのルーツですね。

闘いを拒む相手を「卑怯者!」と罵るものの、
丸腰の男一人相手に、空手家大勢で奇襲をかける絶望的な卑怯さよ!
なんなら武器、日本刀も持ち出す輩たちよ!
もはや「卑怯」の概念すら麻痺してきちゃいます。

心悪しき者が空手を使うということはキチガイに刃物と一緒、という師範のお言葉!ごもっともです!

そんなこんなでツッコミどころ満載かつ、超大真面目な健さんデビュー作。大変楽しめました!