第10回アカデミー賞受賞作品。
貧乏作家からフランスを代表する大作家となったゾラ。
これまで正義のために闘い続けたゾラだったが、地位と名誉を得て安定した生活に甘んじようとしたところは、彼の人間らしい…
フランスの文豪エミール・ゾラの半生を描く、タイトルのまんまの映画。具体的に言うと、ポールセザンヌと同居していた貧しい青春時代、そこから偶然知り合った娼婦をモデルに「ナナ」を発表して一躍成功を収める…
>>続きを読む『嘆きのテレーズ』『居酒屋』のフランス人小説家エミールゾラの生涯を名優・ポール・ムニが演じる。しかし、単なる自伝映画ではなく後半の裁判が軸となり、それは歴史の教科書でも習うドレフュス事件で、映画とし…
>>続きを読む自由気ままなら野心ある芸術家のサクセスストーリーかと思ったら違った。
ゾラはわりとトントン拍子に成功者となり富と名声を手に入れる。
守りの人生から再び攻めの姿勢になり、冤罪の軍人を手助けして裁判で…
史実に創作を織り交ぜながらエミール・ゾラの生涯を二時間で語る、1937年公開のアカデミー作品賞受賞作。
一般向けに単純明快に描かれている点が見事だったが、話が大きくなっていくにつれて、話が大きいだ…
成功しても、それを投げ棄て真実を追求したゾラ。一酸化炭素中毒の事故死でその生涯を閉じるとは。
ゾラの不屈の魂がこの映画には詰まっている。
第10回アカデミー作品賞
個人的アカデミー作品賞網羅キ…