どの場面も一枚の絵のように洗練された美しさでした。
切り取って額縁に入れたいような…
父や母の思い、諸々の真実を明らかにはせず、娘の目線だけで展開していく事で、より重く深く、観る側にとって心に残…
静謐な映画。「子供には大人がわからない」という映画。それを子供の視点から描いているので、大人はわからないままなのです。
ビクトル・エリセ監督はわからないものを説明しない。
ただ、静謐な映像で見せるだ…
結果的にかなり好きな映画の一つになったと思う。『ミツバチのささやき』は結局スペイン内戦後のフランコ政権の「抑圧的な空気感そのもの」なので、その時代のスペイン人にしか理解し得ないという意味では、3.1…
>>続きを読む1983年”El sur”。スペイン。語り手エストレーリャから見た父アグスティンは謎が多い人物。スペイン内戦の前は南に住んでいたらしい。父と意見対立、フランコ政権への支持姿勢か。北、国境近い地域で医…
>>続きを読む思いもかけなかった映画が、思いも寄らない角度から他の作品に光を当てることがあり、長く映画を観続けることの醍醐味は、こんなところにもあるのだろうと思う。それはきっと、それぞれに切実に生きている人生と同…
>>続きを読む父が消えた。娘のエストレリャ・アレナスによく見せてくれた振り子を残して。1957年9月の出来事。
アレナス家は引っ越しを繰り返して、城壁に囲われた町と田舎の間に建つ通称「かもめの家」に引っ越した。家…
ビクトルエリセ長編第2作
しかし、スペイン内戦のことがよくわかってないので、ピンと来なかった
本来の監督の構想では、前半が北を舞台にしていて、後半が南だったが、予算の都合で北を舞台にした話だけで…
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