このレビューはネタバレを含みます
父が消えた。娘のエストレリャ・アレナスによく見せてくれた振り子を残して。1957年9月の出来事。
アレナス家は引っ越しを繰り返して、城壁に囲われた町と田舎の間に建つ通称「かもめの家」に引っ越した。家…
🐝観てからの最後の上映がこちら。
至高ですね。🐝越えてくるんだ。すごい
ラスト‼︎ たまらなく
胸が苦しくて苦しくて…
なんだか涙が止まらない
数年前に友人から教えてもらった映画を
一緒に観る…
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ヴィクトル・エリセが作り出すショットにおいて、「窓」は不可欠な要素に思われる。というのも、「窓」を通してもたらされる光が常に計算されているように思われるからだ。これは『ミツバチのささやき』でも『瞳を…
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映像が詩的で、娘による語りの形式も良かった。自殺シーンの湖面の夕景◎
・父と子の踊り、協会嫌い、山への発砲。
・妻による赤毛糸の巻き取り
・映画で殺される役にしかならない南の女。
・「思ったままな…
言うまでもなく大傑作。弛緩したショットが全く無い。冒頭、窓から差し込む外光が露わにする黒の強さに恍惚。その光量が示すように、父娘の関係性の推移が語られていく。カフェで窓越しに交わす視線、煙草の煙の雄…
>>続きを読む【再鑑賞】
終幕近く、ホテルのレストランで静かに言葉を交わす父娘のシーンが、途方もなく美しい。
薄いカーテン越しに差し込む柔らかな外光、テーブルに置かれた一輪挿しの赤い花、エストレリャの纏うパープ…
Víctor Erice(1940)
Schubert
《String Quintet in C Major, D956》
Ravel
《String Quartet in F Major》
in …
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