冷め切った夫婦仲で父の介護をしながら暮らすマリアが不幸に見舞われる様子を淡々と回想シーンを交えながら描いた話。
受動的なマリアに対する態度が隣人男性ただ一人を除きとても辛辣でミソジニーを感じた。
敢…
人に生かされ重い十字架を背負い地獄の様な毎日を繰り返すマリア。収集されている昆虫は、まるでこの部屋から抜け出せないマリアみたいだ。音の使い方が秀才で、不安定な気持ちだったり不快な気持ちの表し方がすご…
>>続きを読むあなたが見ている、この憂鬱な光を、一瞬だって目には入れたくないと思ったし、いつまでも見ていたいとも思った。陽光が窓からなだれこむ時間、されど暗い部屋は暗い部屋のままで、窓辺に立とうが外を見渡そうが何…
>>続きを読む「ラン・ローラ・ラン」「パフューム」のトム・ティクヴァ監督デビュー作。
日本では「パフューム」公開時にリリースされたみたい。
抑圧された女性の物語。タイトル「マリアの受難」てまさに。
暴力的な夫と…
『パフューム』のトム・ティクヴァ監督デビュー作。退屈を退屈と気づかないほど受動的にただ生きてるだけのマリアの人生が向かいの男の参入により自分主体の人生に変わるいい映画…と思ってたら待って待ってちがう…
>>続きを読むマリアが慎ましく成長していく
母親を知らない
大人しく話さない
人形にしか心を開かない
物思いにふけったような眼差し
陽の光に照らされるマリア
照明の暗さが愛の深さ
しかも陰険な陰湿な感じ
6…