これは、暗かったです…。
原作はフィンランドではとても有名なものらしい。それをアキカウリスマキがモノクロ&サイレントとして映画化。悲喜劇です。
田舎で素朴に暮らす夫婦の前にいかにも金持ちのおじさん…
悲劇なのかは、どうだろう。
マルヤの人生は、まだ始まったばかりだ。
これから先、まだまだ長い。
色々な思いを抱えながら、彼女はこれからの日々を生きていくのだから。
一度きりの人生、悲劇なんて呼ん…
音楽付きサイレントという時代への挑戦。
物語はシンプルでも、そこに漂う哀愁と寓意がカウリスマキらしい余地を生む。
キャベツが市場で売れるショットは、消費と原罪を暗示し、静謐な日常を一瞬で“寓話の舞台…
前作『浮き雲』で極まった感のカウリスマキ映画。極まってもそして人生は続くのでどうにかせんばなのがこの人生。映画の神達のこのどうにかせんばはどれも静かにスリリングだし、どれも意外性にひっくり返されるし…
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