このレビューはネタバレを含みます
思春期にものすごく影響を受けた映画。
戦後すぐの博徒の生活感とかドサ健とまゆみのぎこちないラブストーリーとか、年増と坊や哲との淡い恋愛とか。
ものすごく濃くて好き。
これ見たからってわけじゃな…
備忘録。
高校2年生の時に鑑賞。
同時上映は、いつか誰かが殺される。
イラストレーターの和田誠の初監督作で、全編モノクロ(白黒)で、戦後の混乱期に麻雀やサイコロ賭博に人生をかける男たちを描いている…
1984年白黒映画、真田広之主演。
麻雀も全く知らないし、そもそも賭事をやる人間自体が全く理解できない分、登場人物たちがやってる行動原理が理解できなくて苦しい。
賭博は愚か者の税金という話もあるが…
名作。フィルムのすんばらしいザラつきに成田亨の特撮が共にえぐい質感。麻雀牌を回り込むあのカメラワークはこの映画のせいか。雀鬼でアホほど遊ばれてた。
和田誠やはり天才で、あの加賀まりこの草笛のえげつな…