この空の花 長岡花火物語に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『この空の花 長岡花火物語』に投稿された感想・評価

saito
5.0
想像の3倍くらい奇妙な作品だった
テーマや音楽の熱気とは裏腹に、不思議な編集が観客の感動を拒否しているような。

でたらめなフィクションと、あべこべな現実との接続は、もはやそれが嘘か誠かなんていう線引きなぞ、なんの意味も持たないことを打ち付ける。

日本にぶち落とされた原子力爆弾と、長岡の夜空に毎年上がる花火玉…

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虚構と現実、過去と未来、希望と絶望、平和と戦争、対立概念の境界を曖昧にし、より大きな人間社会の理想へと止揚してしまう。
虚構が虚構であるが故の曖昧さと普遍性に夢を託した大林監督の、未来への願いと祈り…

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一輪車を極めている女生徒のあの異様さを映画のモチーフにすること、結構な驚きと発見があった…スピードと人数がマジでイカれていて最高

特別上映があると知り
この機会を逃してなるものか

東京渋谷の朝
スクランブル交差点を斜めに走り
大林ワールドへの旅に急ぐ
ギリギリに乗り込んだシアターは
息つく間もなく加速
天草から長岡、長崎と広…

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このレビューはネタバレを含みます

戦争を題材にしながら
変わらぬノスタルジック。
長岡の歴史から
実際に起こった出来事から
名も無き人たちの
映画にならなかったら
消えていってしまうかもしれない
映画のような物語が語られる。
劇中で…

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米国🇺🇸は、1945年3月10日東京大空襲以降、日本全土に焼夷弾集中投下の無差別爆撃が開始され、長岡市も8月1日から2日に掛けて爆撃を受け焦土化した。この作品では、焼夷弾E69集束焼夷弾が使用され、…

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5.0
カオスで高密度で2時間半以上の尺があるのに、感情の激流が心の中に入ってくる。凄い。とんでもない。夢の中を映像化したような凄み。
山田
4.5
大林映画初鑑賞。

カオスに身を委ねるしかなく、訳が分からない状態なのに何故か涙が止まらず...。
言語化不能だが、この映画が唯一無二であることだけは確か。
震災と戦争の悲劇を重ね合わせ、長岡という町を通して未来のために記憶させておくドキュメンタリータッチの鎮魂歌

悲劇と同等に慈愛に満ちているのは大林作品が故

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