囚われの女の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『囚われの女』に投稿された感想・評価

akrutm
3.8

マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』第五篇『囚われの女』を、シャンタル・アケルマン監督が現代パリに置き換えて映画化した作品。ドキュメンタリー的手法や自伝的要素を取り入れた作風のシャンタル・ア…

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スクリーンに映る女の顔を眺め、女を後ろから尾行し、女が寝ている間に愛撫する男は、コミュニケーション不能の主体として強調されているが、すりガラスに隔てられていた男女が唯一切り返しで会話する別れ話のシー…

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3.5
一方的なコミュニケーションの虚しさをこれでもかと見せつけられる。相手を信じられなくなっていき、すべてを知ろうとした男の末路。
「たまに他人と感じるくらいがいいのよ」

海から始まって、海で終わる。
3.9
ストーカーかと思ったら違うのに驚いた。かなり変わった関係。振り回されて囚われてるのは男の方に見える。

「すべてを知りたがる」男のサガについて

プルーストの「失われた時を求めて」が原作だが、アケルマンは現代風にアレンジするというありきたりな再構築だけでなく、物語のメッセージを再解釈して、本当に"物事…

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Anna
3.9
ううん、なんだろうこのずっと感じる恐ろしさ、、、

にしてもなんて綺麗な街、家、人
toch
2.8
登場人物の言動が耐えられなさすぎて映画自体も嫌になってしまうのやめたい。
『親密さ』と同じ現象再び。
アケルマン作品、自分に合う合わないの振り幅がすごい。
もの
4.0

後半めちゃくちゃうまくいってるし、どう入ってどう出てくか掴めない家の廊下とか、景色だけがぐるぐる動く車内もいいんだけど、上流階級的なゆっくりさはあまりうまくいってないような気もする。95分とかで良か…

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ベルギー出身の女性監督シャンタル・アケルマンが描いた作品。
メンヘラ男性と都合のいい女の子の話かと思いきや、随所に自分自身にも体験したことのあるような、出来事が散りばめられる。
監督の目線で描く男性…

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犬
3.2

ブラインド

シモンは、祖母とメイド、恋人アリアーヌと一緒にパリの豪邸で暮らしている
彼はアリアーヌが美しい女性アンドレと愛し合っていると思い込み、嫉妬と妄想にとり憑かれていく……

ベルギー出身の…

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