除夜の悲劇の作品情報・感想・評価

除夜の悲劇1923年製作の映画)

SYLVESTER

製作国:

上映時間:60分

3.7

『除夜の悲劇』に投稿された感想・評価

愛する夫よ!愛する息子よ!
嫁姑の血みどろの取り合い
嫁が夫の顔にキスの嵐を送れば、母は息子の足にキスの嵐を送る!
間に挟まれる夫兼息子
大晦日の大惨劇
室内悲劇の閉塞感と
年越しベルリンの街並みの…

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ぴよ
-
(35mm)
やはり音無しのフィルム上映が一番「向かい合えてる」気がする。気のせいかもしれないが。

国立映画アーカイブ所蔵のフィルムだった。
CCC
4.0

完全無音ながら、会話が聞こえてきそう。悲劇であるが、喜劇でもある。大晦日の酒場の馬鹿騒ぎ、都会の喧騒の裏の孤独な争い。3人の嫁姑、母子、夫婦の関係の崩壊。時折挟まれる海の映像が怖すぎるし、謎のボクシ…

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アノ
3.5
寝こけている嫁の横で怒りに震える姑の顔面の強さとそれに気づいて呆然とする嫁のリアクションへの尺に感嘆。
お前が死ぬのかよ!

『破片』(1921年)とともに観た。
『破片』: 前半における夫が仕事で席を外す際にスープ鍋の蓋を醒めないように皿にかぶせるシーン、娘が割れた窓ガラスをエプロンにまとめて捨てるシーンのさりげなさが、…

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煙
3.9

シネマヴェーラ「カールマイヤー三部作」として。衆人環視の死。
いざ我ら降り かしこにて彼等の言葉を乱し 互いに通じることを得ざらしめん。
以下、無断転載。

『除夜の悲劇 Sylvester』60分…

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tBi
3.2
Rec.
❶24.06.16,シネマヴェーラ渋谷/サイレント期の巨匠たち

「カリガリ博士」(1920)や「サンライズ」(1927)の脚本家カール・マイヤーによる無字幕・室内悲劇三部作の最終作であり最高傑作とされている一本。監督は三部作の一作目「破片」(1921)のルプ・ピ…

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オープニングから惹きつけられて何だこの映画はなんかこれはもしや...と調べたらなるほどカールマイヤーが脚本してた。3本立てで室内シリーズみたいなことをやっていたらしい。そしてこの監督ムルナウとかドラ…

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@ボローニャ野外上映。ほぼ無字幕映画。冒頭と終わりの海、大晦日のバル、通りで物語が成り立つ。嫁と母親の間に挟まれた男の悲劇。

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