愛する夫よ!愛する息子よ!
嫁姑の血みどろの取り合い
嫁が夫の顔にキスの嵐を送れば、母は息子の足にキスの嵐を送る!
間に挟まれる夫兼息子
大晦日の大惨劇
室内悲劇の閉塞感と
年越しベルリンの街並みの…
完全無音ながら、会話が聞こえてきそう。悲劇であるが、喜劇でもある。大晦日の酒場の馬鹿騒ぎ、都会の喧騒の裏の孤独な争い。3人の嫁姑、母子、夫婦の関係の崩壊。時折挟まれる海の映像が怖すぎるし、謎のボクシ…
>>続きを読む『破片』(1921年)とともに観た。
『破片』: 前半における夫が仕事で席を外す際にスープ鍋の蓋を醒めないように皿にかぶせるシーン、娘が割れた窓ガラスをエプロンにまとめて捨てるシーンのさりげなさが、…
シネマヴェーラ「カールマイヤー三部作」として。衆人環視の死。
いざ我ら降り かしこにて彼等の言葉を乱し 互いに通じることを得ざらしめん。
以下、無断転載。
『除夜の悲劇 Sylvester』60分…
「カリガリ博士」(1920)や「サンライズ」(1927)の脚本家カール・マイヤーによる無字幕・室内悲劇三部作の最終作であり最高傑作とされている一本。監督は三部作の一作目「破片」(1921)のルプ・ピ…
>>続きを読むオープニングから惹きつけられて何だこの映画はなんかこれはもしや...と調べたらなるほどカールマイヤーが脚本してた。3本立てで室内シリーズみたいなことをやっていたらしい。そしてこの監督ムルナウとかドラ…
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