クラウス・プリングスハイム作曲の伴奏はとても迫力があってよかった。1924年1月3日の上映当時は複雑な楽曲ゆえに演奏がうまくいかなかったとのこと。オリジナルスコアが発見されたおかげで、国立映画アー…
>>続きを読む冒頭の大晦日の街並みのあまりにおどろおどろしかも生々しい群衆を捉えた移動撮影は目を見張るも、どうも人物の導線を追うようなパンショットやクライマックスの空間の緊張を破壊する仮装行列の乱入もイマイチで、…
>>続きを読むなかなかすごいもの観た!
上映前に国立映画アーカイブ館長からのご説明もあったが、クラウス・プリングスハイムの劇伴のレベルが高すぎる。
マーラーに師事していただけあって、音楽の余韻に浸っていたいレベル…
愛する夫よ!愛する息子よ!
嫁姑の血みどろの取り合い
嫁が夫の顔にキスの嵐を送れば、母は息子の足にキスの嵐を送る!
間に挟まれる夫兼息子
大晦日の大惨劇
室内悲劇の閉塞感と
年越しベルリンの街並みの…
完全無音ながら、会話が聞こえてきそう。悲劇であるが、喜劇でもある。大晦日の酒場の馬鹿騒ぎ、都会の喧騒の裏の孤独な争い。3人の嫁姑、母子、夫婦の関係の崩壊。時折挟まれる海の映像が怖すぎるし、謎のボクシ…
>>続きを読む『破片』(1921年)とともに観た。
『破片』: 前半における夫が仕事で席を外す際にスープ鍋の蓋を醒めないように皿にかぶせるシーン、娘が割れた窓ガラスをエプロンにまとめて捨てるシーンのさりげなさが、…
シネマヴェーラ「カールマイヤー三部作」として。衆人環視の死。
いざ我ら降り かしこにて彼等の言葉を乱し 互いに通じることを得ざらしめん。
以下、無断転載。
『除夜の悲劇 Sylvester』60分…