冒頭の梯子を登っていくシーンが左右トリミングされており、スマホ撮影みたいで面白い。身寄りのない人々の擬似家族という設定こそ凡庸だが、殴り合いながら傾斜を転がっていくクライマックスのロングショットや『…
>>続きを読む「嘆きの天使」(1930)のジョセフ・フォン・スタンバーグ監督(当時29歳)のデビュー作。監督自身による自主製作映画だったが、チャップリンが「今までにない素晴らしい映像」と絶賛し配給公開に協力。
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世界恐慌前の映画の筈のにどん詰まりの絶望感が支配している。泥の子と日の子と2種類の人間がいると、陰キャと陽キャ的なことかと思ったら絶望の底に沈み込みそこから抜け出せない者とそうでは無く自らの力で登っ…
>>続きを読むジョセフ・フォン・スタンバーグ監督作品。
世界ではじめての「思想を持った映画」。
それを知ったのも岩崎昶の『現代映画芸術』の記述(p.152-154)からなのだが、映画史において重要な作品で…
港のクレーンのダイナミズムが特に印象に残る映画だけど、もっと映像が見たいって場面で字幕が無粋に挿入される部分が散見されたのは勿体無かった
後の紐育の波止場もそうだけど、スタンバーグのサイレント映画…