ザ・ダークの作品情報・感想・評価

「ザ・ダーク」に投稿された感想・評価

abdm

abdmの感想・評価

1.5
真夜中に浮浪者による連続殺人が多発していた。警官一同力を結集し、その浮浪者を追い詰めるも……実は…その浮浪者は……………というなんの脈絡も意味もない出オチ映画。
椅子から崩れ落ちる。
ミュータントのカードス監督、最近は24などでVIPが似合うウィリアム・ディバイン。夜道で狙われるストーカー連続殺人の正体は宇宙人だった!の、だった!感が異様に低い完成度。タイトル通り暗い画質はVHS起こしからくる黒つぶれと思われる解像度。夜道で女の子歩いてるとシャンシャンシャン…みたいなSEが流れて「ザァァダァァァァァァククク……」みたいな声が立つと宇宙人フラグ。デカイ手でウガーーと言いながらおもむろに暗闇から掴むか、目が充血したみたいに赤くなってピピーーっていう音と共に光線をチュンチュンと出す。当たるとチュドーーンと爆発して燃えて蒸発。全くの理由なき宇宙人の殺人は先に見たニンジャリアンと偶然一致しちゃうから嫌になる。犠牲者の父役がウィリアム・ディバイン。始終色メガネ掛けてる金持ってる小説家ヤサ男で愛車のコルベットをパワースライドさせながら走る。事件を追うニュースキャスターのねーちゃんと一緒に犯人を追いながら合間にイチャイチャ。キャスターもノーブラにセーター着ちゃう乳首立ちファッションがやる気の証。死んだ娘がカワイソス。犯人を追う刑事はなんの役にも立たずキャスター組みを逆に尾行して犯人にたどり着かせてもらう体たらく。クライマックスの警官隊との銃撃戦は迫力だがビーム凄すぎて歯が立たず未曾有の大惨事に。パパが松明一本でやっつけるという警官役に立たなすぎな結果。やっと少し見えてきた宇宙人は、ボロボロの服着た汚いただの大男。ちゃんとシャツの上にジャケット着てたな。トビー・フーパー降板からのやっちゃいけない浮浪者キラーネタ脚本書き直しがアダになってめちゃくちゃな映画になったんだろうと思われる。アイディアはヒドゥンとかドルフのダークエンジェルとかより早かったのに宇宙人がただの大男笑という適当すぎて残念。
青い映像が延々と映し出されるだけの映画があるそうだけど、本作は暗闇・・・黒い映像が延々と映し出されるタイトル通りのザ・ダーク。長身でバカでかい怪物に惨殺される人々。しかし何が起こっているのかサッパリ分からない。娘を殺された父が敵討ちの為に独自捜査するんだけど、やはり暗がりが大半を占めているのでドラマパートも全然頭に入ってこない。娘の遺体を見て「ウエッ!」とえづくウィリアム・ディヴェイン酷いけど笑っちゃったw

どうやら浮浪者による連続殺人をテーマにした脚本だったものを、SF映画ブームに便乗して路線変更した曰く付きの1本。本当かどうか真相は分からないけど、当初あのトビー・フーパーが監督していたが、途中降板したとか?何度か見ているけど、印象に残るシーンは霊媒師の家に突風が吹き荒れて家具がめちゃくちゃになるカット。女優の顔が妙にオカルト風で、犯人よりインパクトがある。目からレーザー光線をぴゅんぴゅん発射する殺人鬼。ビデオゲームのスペースインベーダーで名古屋撃ちをしてチビチビ時間を潰すリーマンでさえあまりの退屈さに睡魔に勝てずザ・ダークになるであろう中身の薄っぺらさ。

「ローリング・サンダー」のウィリアム・ディヴェインや「グリズリー」のリチャード・ジャッケルなど名優が出ていなければ見る気にもなれないZ級作品。ジョン・"バッド"・カードス監督にザ・ダーク。ネームバリューはあるのにこのクソつまらなさ。よくこれを劇場公開しようと思った松竹富士の決断には頭が下がる。

【2017年8月4日(金)】東映ビデオのVHSで鑑賞。
※初見は1993年にVHSで。
子供の頃、地元の映画館で『マッドマックス』の正月公開の前、あのグラインドな怪作『悪魔の狂暴パニック』との二本立てで観賞した。中々、この事実を伝えられる人って居ないとたまに思い出す本作品は、現在では伝説化した珍作。
パンフレットにもタイトル通りに撮影の80%以上が夜間シーンでギネス登録とか書いてあったと記憶。子供時代だったのであの結末も自然に受け入れていたし、バケモノの囁き声的なBGMにも恐れ慄いていたっけ。
『がんばれベアーズ 特訓中』か何かに出ていたウィリアム・ディベインも口がひん曲がっていて一癖ある様な俳優で好きだったね。
改めて見直したい作品。きっと、ズッコケルんだろうなぁ。
久しぶりに観たら、やはり特に面白くはない。でも今後、何回か観ると思う。
こういったヘッポコ映画も深夜枠で一人で見ていると、ソコソコ楽しかったりする。元々はホームレスが連続殺人を犯すという捻りのない内容だったみたいだけど、ヒネり過ぎて腸捻転を起こしたような怪作に仕上がった
Kazuma

Kazumaの感想・評価

1.7

このレビューはネタバレを含みます

かなり昔に友達と今は無き映画館で観たかな。
明るいシーンと言えば、バーのシーンくらいで後はタイトル通り夜に撮影したってくらいに夜の暗闇のシーンが80パーセント占めてたような。

内容は、夜遅くに帰宅する女性が何者かに、襲われ首斬り魔にあい殺害される、
その犯人探しを探してるうちに、人間の格好をした目から怪光線を放つゴリラ顔した
異星人だった。てな話なんだが、異星人は夜遅くにしか襲わないし、前半は姿が夜の暗闇で見えない。終盤で主人公の男との対決で初めて姿があらわになるんだけど、、
雰囲気とかは、好きなんだけど。
ラストのオチがなんかなあ。
まあ、古い映画だから。
後目から怪光線て、円谷プロ?(笑)
題名に嘘偽りなし。
暗いです。

夜の場面がほとんどです。
だからあまり観えません。
自分の心も暗くなりました。
(あっ、レーザー光線だけはよく見えましたよ…)

このレビューはネタバレを含みます

木曜洋画劇場とかで何回か観たサスペンスホラー・・・の皮をかぶったバカ映画のマスターピース。

何がバカ映画なのかというと、まず、タイトル通りなのかもしれないけどバカ正直に画面が終始暗い。
都会の街角で、謎の男によって次々と人が焼き殺される事件が発生して、主人公の刑事が捜査するんですけど、襲撃場面がいつも暗くて、何が何だか分かりづらい。

男の格好がほとんど浮浪者みたいにボロボロなのはどうしてなのか?
なんでまた、わざわざ汚い格好をした浮浪者が連続殺人を犯すのか?
それは最後まで分かりません!

やがて、謎の男が普通の人間じゃないだろうってことになってきますよ。だって、目からビームみたいなの出るし。
ますます分からない。
目からビームを出す浮浪者の連続殺人犯・・・・・・・・・
馬鹿馬鹿しい!けど、もしかしたら尤もらしい理由があるのかしれない。

と、思って最後まで我慢して全く面白くもない映画を観てみるとですね、オチがですね、唐突に謎の浮浪者は実は悪い宇宙人で、大した理由もなく人を襲っていましたという・・・

ズコーッ!!ですよ!

こんな映画を真面目に観ていた純粋な少年時代・・・バカでしたね。そう、映画もバカなら、こんなの観る自分もバカ。
というか、こんなの放送するなよ!って感じですが、劇場公開もちゃっかりしているという事実がすごい。
凄すぎるバカ!

どうやら、浮浪者が殺人鬼だというホラー映画を撮っていたところ、SF映画が流行りだしたので途中から「正体は宇宙人」というアイデアを無理矢理付け加えたらしいです。
どうして宇宙人がボロボロの格好をしているんだ?という疑問にも映画は何も答えてはくれません。

暗い画面の暗い映画は、暗澹としたまま暗く終わります・・・

タイトルに偽りなしという、ただ一点のみが救い。


テレビ放送にて