懲役十八年に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『懲役十八年』に投稿された感想・評価

安藤昇、東映初出演作品。加藤泰、笠原和夫とは最高の迎え方であり、傑作となった。悪役は小池朝雄。憎まれ役のようで、実はいい奴の若山、ヒロインは桜町弘子。
mihiro
4.5

傑作! 今となってはちょっと恥ずかしくなる過剰な演出(ジャズをBGMに目だけライトアップ。あと『瞼の母』で効果テキメンだった回転カメラも今回ばかりは少し滑ってる)とか少しご都合主義の筋書とかは些細な…

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4.7

このレビューはネタバレを含みます

【反抗】

脚本、笠原和夫と森田新で贈る加藤泰の「戦中・戦後三部作」の完結篇。

★ストーリー★

敗戦後の混乱期、戦争から帰ってきた男たちがいた。そのひとりは元・海軍大尉だった川田(安藤昇)で、副…

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凄まじい殺気に満ちた映画。素晴らしいの一言。なにより桜町弘子。何なんだこのパワーみなぎる圧倒的演技は。恐るべき女優魂。そして主演安藤昇。この男気。男なら間違いなく惚れる。小池朝雄はどんな作品に出ても…

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 画面の中で物体が動くことを制限し、それ故に浮き上がるそれぞれの輪郭が特権性を帯びる。そんなことは置いておいて、とんでもなくやるせない気持ちにさせられる映画。安藤昇も小池朝雄も環境が違うだけでどちら…

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演出、編集、カメラワーク、どれをとってもめちゃくちゃ素晴らしかった。
役者には技術の他に存在感の指標があって、やはりこの時代の俳優の顔つきには鬼気迫るものがある。
ぜろ
4.3

全く知らない映画だったけど楽しめた。
カラーの邦画だから70年代かと思ったけど67年の映画なんだね。

ヤクザ映画ではなく元海軍大尉の川田と副官の塚田。
二人の確執が哀しい。

戦後日本が舞台で外国…

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なんといっても、加藤泰監督の映像美である。
刑務所の中が中心の話しなので、その美学も限られたものになるかと思いきや、要所要所でバシッと魅せてくれる。それを入れることで、通り一遍の任侠映画の感覚から一…

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lag
4.3

昼も夜も過去も未来も閉ざされた塀によって変わりゆく世間と引き裂かれた男の悲しき友情。いつまでも遺族だと甘えてないで自分の力で稼げ。貴様が追っているのは敗戦国の亡霊だそんな生き方はもう通用しない。

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小池朝雄がめちゃめちゃ小池朝雄してて最高!最初は親友安藤昇と共に特攻隊の遺族を支援する活動などしていたが、安藤昇が捕まってしまいその留守の間に会社を興す小池。時代の移り変わりと共にのし上がり金と権力…

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