大金を手にした引退間近のおじさんギャングとそれを狙う若いギャングの闘争の話。
全体的にすごくダンディ。
マックスに漂う大人の男の雰囲気。情に厚く、頼れる男。
途中途中に流れるハーモニカがより一層…
このレビューはネタバレを含みます
ベッケルの疲れたキャベツとハーモニカのしらべ
2009年10月29日 18時54分
1954年作、脚本(原作者と他一名)監督ジャックベッケル。
ヨーロッパ映画のフィルムノワールといわれ…
ベッケル2作目の鑑賞。引退を夢見る中年のギャングが、最後の大仕事で盗んだ純金と、誘拐された相棒のどちらを取るか、というスジなのだが、女をあしらいながら淡々と物事を処理していく男の姿がひたすら渋い。見…
>>続きを読むヒッチコック的通底性(最初の踊り子たちのシーンのセット、窓の通底装置としての機能ぶりが特に凄い)、ドン・シーゲル的経済性、ブレッソン的音響性、ホークス的動作性を持ちつつベッケルの映画はベッケルでし…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
男の友情や義理を描いたギャング映画。フランス映画だけあって、ハリウッドのギャング映画とは全く違う質感と気品を感じる。モノクロだがとても美しい映像だ。
初老のギャングのマックスが引退前の大仕事で得た金…
ジャン・ギャバン主演、フレンチノワールの古典。
ジャック・ベッケルと言えば『穴』がもう格段に面白いんだけど、これもなかなかだった。
戦後アメリカのフィルム・ノワール隆盛期と同時期だが、こちらはアメリ…
香港ノワールやゴッドファーザーを観たあとに
これを観ると銃撃戦が物足りない。
しかし、この映画は銃撃戦ではなく
あくまで心理描写なのでしょう。
フランスマフィアってほかの国より物憂げ。
ナント…