都会に進学が決まり母親から「電車の吊革は両手で持ちなさい」と何度も言われたのを思い出しました。
痴漢を疑われ警察に自白を迫られ有罪判決となるまでの流れをとても細かく再現しており、やっぱりどうする事も…
今更ながら、ようやく鑑賞。
いつ冤罪に巻き込まれるかわからない恐怖と
悪魔の証明 は限りなく難しいこと
裁判長が変わった瞬間の絶望
なんで分かってくれないんだ!なんでもっとちゃんと調べてくれないんだ…
ほぼ痴漢疑われたすぐ後のところから映画が始まるから、主人公の生活も性格も知らないし、映画というより冤罪や警察の誘導尋問、裁判の不正があることもあるよという社会の説明のように見えた。
捕まってから、…
10年ぶりくらいに観ても色褪せない、本当にやるせない作品。
この作品を見てから、
リュックで通勤して、両手で吊り輪を掴むようになった。
リュックじゃないときも、網棚に荷物を置いて吊り輪を掴むように…
真実は神のみぞ知る。
それでも、罪を裁くのは人間である。
正義が歪んでしまった現実で突然訪れる恐怖。
法とは何の為にあるのか。
裁判所とは誰の為にあるのか。
誰もその答えは分からずに、見付けよう…
フジテレビジョン・アルタミラピクチャーズ・東宝