1941年製作、このテーマを度々取り上げるジョン・フォード監督作品。
以前はタバコ・ロードと呼ばれた地域だが、不作続きで食うのもままならない。
主人公の農家も多くの子供は何処に行ったのやら、残ってい…
今まで見たフォードの作品中これは最高。音声が透き通り、画面が厳密です。遠景は自然、近景はキャラクターの生の声。この二つの変換に伴い、自然と人類の心がお互いに解放するができます。荒く美しいメロディだ。…
>>続きを読む終始動物的でめちゃくちゃな家族を観察する感じだが、合間合間に正気な、近代的な道徳観で律せられた人間が出てきたり、問答無用に美しかったりおもしろかったりするショットが出てきたりして、感情が乱される。た…
>>続きを読むなんじゃこりゃ!無茶苦茶!
ぶっ飛んでる!イカれてる!
フォード、普通のドラマの中のユーモアは微妙だけど、とことんコメディに振った時の壊れ方はすごいな。
ギャグの種類が完全に三代喜劇王由来のスラッ…
これはやられた。破壊と移動を繰り返しつつ何度も自宅に戻るコント臭い作劇が、帰る度に家屋と畑が荒らされてる現状に情感を高める。
チャールズ・グレープウィンの腰掛ける疲労感、エリザベス・パターソンの振り…
貧農の困窮した状況だからこそ蕪を狙う家族のフォーメーションや新車の暴走運転に生命力が宿り悲喜劇として捉えられる。ウォードボンドが息子を殴り飛ばすのと車を横転(下に潜って背中から押し上げる)させるのが…
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