真昼の欲情の作品情報・感想・評価

「真昼の欲情」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

とても面白かった。笑った。

English subtitlesもない北米版ブルーレイ。備忘録として作品の序盤の内容を書きます。


農家の主タイ-タイ(ロバート・ライアン)は息子二人と土を掘り起こしておりまして、それがまあ大きくて深い穴でかれこれ15年も続けてるってんで農地には穴が数え切れないほどたくさんありましてな。息子のバックは結婚していて彼の妻グリセルダは誰もが息を飲むほどの美人(ティナ・ルイーズ)。そのために嫉妬深くて元彼のウィル(タイタイの長女ロザマンドの夫)をまだ好きなのではと疑い喧嘩する日々。もう一人の息子ショーは独身で富を手にすることに興味はなく街で女の子と遊ぶのが日課だった。


そこに保安官に立候補して私に清き一票を!なんてスローガンを貼ったトラックに乗って背が低くて小太りだけど小綺麗な白いスーツを着たアイスクリーム屋のプルートがやってきた。うつくしいグリセルダに挨拶をするとみんなは穴にいるわよと告げられ、一体どこの穴にいるんだ!と探すのが大変な始末。ようやく3人を見つけるとプルートは言った。『こんなに穴を掘って何を探しているのでしょう?』タイタイは『プルート、お前さんがここに来るようになって一年。俺たちが何を探してるのか察しがついてないってぇのもどうなんだい?』。『わかりましたよ、水ですね。』プルートが呑気にそう言うとタイタイは顔を真っ赤にして『水だと?プルート、俺に髪でも洗えってのか、金だよ、金、ゴールド!』『金ですって?このジョージア州で?』『まばゆい黄金よ、ビスケットのような大きな金のコインが何千とそこらじゅうにあるんだ、金のスプーン、プレートに、フォークだろ、それに...金の虫もな(thunder bugs、アザミウマ、葉っぱを食べる小さな緑色の虫も金を食べて金色になっているに違いないという意味なのかどうなのか笑)、俺はおどろかねえぜ。』タイタイは嬉しそうに言った。


プルートは土に挿さっている鉄パイプで作った十字架を指差して聞いた。『旦那、そこの下にevilでもいるんですか?』タイタイは誇らしげに『これはな、土地の一部を神に捧げてるのよ、God’s little acreだ。(エーカー、タイトルにもなっている)、結婚してから教会に誓ったんだ。俺は信仰に厚いからな。二十七年間ここに挿しっぱなしよ。』そう言いながらタイタイはおもむろに十字架を引っこ抜いた。プルートは『旦那、そこは大事なGod’s little acreだったんじゃないですか!』『プルート....よく考えてみろ、この十字架の下に金が埋まってたらどうする?敬虔な俺はその金を教会の奴らに寄付しないといけないという強迫観念に駆られちまう。だからよ、ちょいと別の場所に移すんだ。』タイタイはすたすたと歩いていって十字架を家の軒先に移した。


どうやらタイタイの祖父が亡くなる前にこの地に埋めたと言っていたそうでタイタイはそれを信じている。プルートの方はタイタイの末っ子娘のジルに惚れていて足繁く農場に通っていてタイタイにもジルと結婚したいと伝えているくらいのご執心。プルートはいいところを見せようとタイタイにコンサルする。『旦那、アルビノって知ってますか?白い髪、白い肌、白い瞳、チョークのようにコットンのように白い人のことで、彼らは特別な力を持っているようです。』息子に金の場所を占い師に見て貰おうと提案されても俺はサイエンティストだと散々断ってきたタイタイにプルートは迷信の話をしているのではないんですよ旦那、アルビノです、アルビノ。と"それ"らしく説明を続けるとタイタイはそいつは間違いなく科学的だな、と説得出来てしまった。プルートは『アルビノはれっきとした選挙権を持つ人で法を侵す扱いはしないでくださいよ、私が保安官になれなくなるので!』と伝えた。

⭐︎
さて、このあと登場する"アルビノのデヴィッド"はここ掘れワンワンと金を探し当てられるのか?
プルートのジルへの想いの行方は?
美しすぎる妻グリセルダを巡って夫のバック、元彼のウィル、さらに多くの男達が絡んでタイタイ一家はどうなってしまうのかー、
というお話でサイコーにたのしかった。

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ポスター画像は作中にはない映像で、金色のthunder bugsに埋もれたグリセルダだと推測。
ENDO

ENDOの感想・評価

4.0
ロバート・ライアンにとっての金塊とアルド・レイにとっての工場。それは妄執に!息子たちの嫉妬と吝嗇が絡み合って地獄のような展開に…窓から漏れ出す光に労働者は立ちすくむ!白子に強制する柳の枝ダウジングの信憑性なさに震える。女性はもう皆天使のように美しい!特にティナ・ルイーズ!
lemmon

lemmonの感想・評価

4.6
欲望。


馬鹿者共が剥き出しの感情をそのままぶつけ合う。人間だねえ。

兄弟が同じ兄弟の嫁に欲情。妹の旦那もその嫁に欲情。
根本にあるのは、父親の欲望の結果、生まれ育った子供達の思想。


あーすげー映画見たな。よくわかるようでわからない。が、ひとつひとつは理由があって動いており、誰も自分の思い通りに事は進まない。


ヒロイン・ティナルイーズとアルドレイはエロい。ルイーズの豊かなおっぱい、レイの尋常じゃない胸毛。過去に性欲より自我を選んだ2人とは思えん。まあ、なんかここも意図した演出に思えたけど。


ロバートライアンはこんな役もできるのか!とさらに好きになった!無邪気な馬鹿者、本作の本質だと思うが、神も信じるが、欲望にも素直。となるとなんだよ信仰って。ただ、作り上げたキャラクターにあまり嫌味がないから困ったもんだ。猿よりちょっとだけ頭の悪い猿人類。



ラスト、、、観終わって解説読んで驚く。
DVD版は恐らくアンソニーマン監督の意図したラスト。これだと傑作!
公開版は、、、これだと凡作だと思うなあ。偽善的に思えてしまう。


わからないから、また観る。
結構笑ったんだけど、そんな映画だったっけ?と観終わって思う。そんな映画😅。大好き😆。


DVDタイトル「神の小さな土地」