ヌーヴェルヴァーグ以降最後の独創的な作家と呼ばれるフィリップ・ガレルの作品。The・フランス映画という様相ではあるが、決してただの恋愛映画ということはなく、90年代のミクスチャー感覚を秘めている。全…
>>続きを読む映画とは静止画たる写真が動き出すことに感動がある。それが生というものを感じさせるからだ。
これこそが映画の原初的な感動体験なはずで、そんな"静止"と"静寂"から瞬間放たれる"動"と"音楽"に感動を引…
2回目の鑑賞。
ジェラールとマリアンヌの別れを軸にした話なのだが、よく知られているようにジェラールは監督であるフィリップ・ガレル、マリアンヌはガレルと付き合っていた元ヴェルヴェット・アンダーグラウ…
VUファンの僕だけど、ニコの魅力がイマイチ分からなくて、ニコとガレルの私生活を描いたこの映画を観ても、何故そこまで彼女に惹かれたのか、結局理解出来なかった。
日常の断片を切り取ったような説明不足映…
フィリップガレルは破滅を美しく描く天才。儚く、慎ましく、しなやかな堕落。こんな風に美しく絶えたいと願わずにはいられない危険映画。画面に宿るものが退廃なのか、それとも情熱なのか分からない。ガレルのこの…
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