『涙の塩』が軽やかな恋愛劇でとても面白かったので期待していたが、少々残念だった。
まぁ、期待していたものと違うジャンルのものではあったが、そもそもこの作品のテンポや雰囲気、主題が自分に合わなかっただ…
フィリップ・ガレルが亡き恋人ニコに捧げた極めて私的なラブストーリー。自伝的な物語でありながらも、普遍的な愛を美しく描き出す。
海辺の街並みが美しい。女に去られた二人の男の情けない会話がたまらん。お…
対面するにせよ横並びになるにせよ、二人の人物が壁の前で語り合うのは流石のガレル節。とにかく人物にフォーカスするカメラは徹底的に人を真ん中で捉えるから、窓の外の木々やら鏡やら効果的なバックも端に追いや…
>>続きを読む「男、海(ラ・メール)」陽射しに消えそうな位彼女の肌は透き通って白く、掻き消せない慟哭の様に纏うのは黒と純で哀しい青色。幸福?不幸?死ぬまで愛するけれど一緒にはいられない。いるだけで永遠の恋人達だと…
>>続きを読む変な映画だった スローだけどじっと待てるのは、ひとカットひとカットが絵みたいだから あと全部リアクションだからでもあるかも 出て行った恋人とおしっこしながらキス 恋人の友達とお風呂でキス、からのお風…
>>続きを読む第48回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞。1988年に急逝したガレルの前妻であり、60年代のドラッグとロックの寵児、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの伝説的ボーカルだったニ…
>>続きを読むハイデガー 冷笑主義 冷蔵主義 冷たくて暗そうね おっさん 井戸の底をのぞくな 生きてる あなたがわたしに飽きるまでここにいるわ じゃ一生だね おしまい 紙はないの? ヘロイン 深刻なのは愛がなくな…
>>続きを読む「つかのまの愛人」もそうだったけど、人間同士という不安定な土台に更に愛という超不安定要素が加わりグラグラ状態の主人公ジェラールにイライラしつつも、本来人間はこうなのかもと一部感慨にふける自分もまたグ…
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