このレビューはネタバレを含みます
とても良かった。
怖い。怖すぎる。
恐ろしいことや気が狂ってしまうことを描くフィクションは実際のところあまり怖くないことが多い。でもこれは怖かった。
何故怖いのか。それはこの気が狂ってしまうほどの恐…
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この作品は、かなり、分かりやすく、反核を、訴えてる作品だと思う。この『中島家』の、お父さん。彼を、こうさせたのは、何だったか?間違いなく、日本に、落とされた原爆だったし、戦時下の、トラウマだったはず…
>>続きを読む原水爆の恐怖に怯える1人の老人(当時、35才の三船敏郎が60才の老人を演じている)が主人公の本作だが、本作は、直接的に原水爆の恐怖を描いているわけではなく、ある一組の家族を描いている点が実にユニーク…
>>続きを読む三船敏郎演じる父親は一見いかにも家長的な人物に見えるが、「命さえあれば金が無くともどこでも生きていける」という考え方といい、本家も妾一家も同等に扱おうという姿勢といい、家と既存環境に固執する息子たち…
>>続きを読むオッペンハイマーが話題の中、今観るべき作品はこれだろう。いやぁ流石。
原爆投下から10年後。たった10年で人々の感覚はここまで鈍ってしまうのかな。
「こんな時勢に平気でいられる私たちが狂っているのか…