イタリアン・ネオレアリスモの家族を描いた映画やタルコフスキーとか思い出した。工業地帯のところではなぜかアラン・レネを思い出したり…やはり黒澤は世界のクロサワなんだと思う。日本人に向けて作ってる感じが…
>>続きを読むめっちゃ面白い
テーマ一本をずっと続けてるけど面白い
タイトルも観終わってから考えてみるとめっちゃ皮肉っぽい
頑固親父が持ち込んだ取るに足らない揉め事かと思ってたら「原水爆」という言葉が出てきて一気…
DVD📀所有。黒澤明監1955年督作品。橋本忍、小国英雄、黒澤明脚本。三船敏郎、志村喬、千秋実主演映画。
一貫して反戦を訴え続けた黒澤明監督が、原水爆の恐怖を真正面から取り上げた異色のヒューマン・…
水爆に対する恐怖心や不安から、被害妄想に取り憑かれていく老人の物語。
「生物としての正しさ、人間としての正しさとは何なのか」という巨大で答えの無い問いに真正面から向き合っている。本作は、人間が恐怖…
魔作。
黒澤明作品とは相性が悪いなと思っていたけれど、これはドンズバ内角えぐられちゃった。
時代背景を超える普遍性がある。今作で扱われる「恐怖は非合理か合理か」って点は、実存の核心であるのは間違い…
「そんなことは総理大臣に任せておけばいいんだよっ」
留置所で中島へ突きつけられる心ない言葉。
この映画は、この一言で原水爆から逃れる方法を「別の星へ行く」に限定している。おそらく意図的に。
…
このレビューはネタバレを含みます
かれこれ41年も前になる。はじめてこの映画をアメリカで見たときの衝撃は忘れられない。それは私にとどまらずアメリカ人の観客をも含めての話である。映画が終わると拍手喝采なのである。私が日本人とわかるや矢…
>>続きを読む人生を通して核反対を強く否定した黒澤明の水爆に対する人間の恐怖心を描いた映画。
異常なほど水爆に対する恐怖を抱く主人公。異常なのは彼なのか、それを軽視して安心しきって暮らしている人たちなのか。着眼…
日本人の安全バイアス(島国ならではの)にブラックに斬り込んだ作品。
三船演じるじいさんは一代で工場を建て、従業員や家族、妾まで面倒を見ているので、その時点で非常に先見性と現実のバランス感覚を持ち夢想…
このレビューはネタバレを含みます
三船敏郎が老け役に挑み、
原水爆反対の姿勢を貫いた異色の作品。
放射能をおそれるあまり、家族にブラジル行きを進め、
あげくの果てに自らの工場が全焼し、
狂人と化す姿が凄まじい。
狂…