「死ぬのはやむを得ん。だが殺されるのは嫌だ。」
一つの理念に脅かされ狂うもの
自分本位と相手のことの間にある利害
僕の正しさと君の正しさは違うこと
三船敏郎の老人役ハンパない。
地球は燃えてしま…
個人的に黒澤明作品でベスト級
まずはあらすじから
ーーーあらすじーーー
■歯科医の原田(志村喬)は患者治療中に家庭裁判所の電話。
彼は調停委員をしていた。面倒くさがりながらもやりがいを感じている。…
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岸田國士の戯曲を読むのが好きなのですが、人間関係の表現に通ずるものがあると思う。
立場や家族構成のなかで振り分けられた役割としての会話ではなく、その中にいる個人としてそれぞれが感じていることをさ…
【狂っているのは私か、それとも狂った世界で何事もなく生きる人間か?】
1955年当時の核に対する恐怖がいかほどのものだったのか、当時を生きた人間ではない自分が知る由もない。しかし核の恐怖は日に日に…
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反核の問題を、全く異なる視点から描いた画期的な作品。65年も前にこういう作品を作ったとは、さすが黒澤明は凄い。
35歳の三船敏郎が70歳ぐらいの老人を演じていて、違和感がないのも凄い。しかし、だんだ…
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友人たちと6人で鑑賞。いろんなことを学びあった。
命あっての物種 か 生きる≠命がある か。
本当に怖いのは、自己を選択する自由がなくなること。物理的であれ、精神的であれ、思考停止的であれ。
とい…
黒澤明作品。
水爆、原爆を恐れてブラジルへ逃げようとする男とそれに反対する家族の様子から核戦争の危険を訴える社会派の作品
三船敏郎が60代の老人を演じるが、性格は頑固ながらも家族を想っている…
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まずひとつ主人公の名は中島喜一中島といえば中島春雄さんだ。そうゴジラの中の人本人も出演している。精神病院の医者にはフランケンシュタインの博士ガス人間当人もでている。東宝特撮しているではないか。ふたつ…
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