グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独の作品情報・感想・評価

グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独2009年製作の映画)

GENIUS WITHIN: THE INNER LIFE OF GLENN GOULD

製作国:

上映時間:108分

ジャンル:

3.7

「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」に投稿された感想・評価

グールド、今の時代に生きたかったも。でも、グールドのような先駆者がいての今の技術ではあるのだろうけれど。
jester

jesterの感想・評価

5.0
個人的に世界一大好きなピアニストの一人、その方のドキュメンタリーです。
天才がいかにしてあの境地に至ったのか、当時の彼を取り巻く状況を垣間見ることが出来る作品。
ゴルトベルク変奏曲をはじめとする名演の数々が生まれた、時代の空気感をほんの少しでも感じられたので、彼の死没後に生く身としては有り難い限り。
sum

sumの感想・評価

-
一度観たことを忘れていた
しかも好きなピアニスト、グリーグと
親類だった事に驚き

変人でも孤独な訳でも無く、
独自性があり、独りを選んでいただけの
素晴らしい天才ピアニスト
彼が生きていたら時代の流れにのり、きっと何か凄い事を成し遂げていただろうと誰もが思う
それをみてみたかった、、
才能ある人と関われる人は幸せだ

最近、芸術的才能がある人は幼少期に愛情不足なように感じる
愛を求め続け、理想とかけ離れ、
理想に近付くと自分が適応出来ず破壊し、
異常をきしていく、、、
サ

サの感想・評価

5.0
もちろん編集されまくっている。が、グールドはその為に十分過ぎるほど興味深い断片を未来の僕たちに残してくれている。世界が少しでも良くなりますように、という祈りと愛の人物。
ファンには至福の作品、グールド入門者には最高の手引となる作品。とにかく何が嬉しいって、至近距離で鍵盤上の手の動きを見られること!これは映像ならではの醍醐味。もちろんこれは他のピアニストでも同じ事が言えるが、彼の演奏を間近で見ることは格別のカタルシス。

ある意味エキセントリックな、それでいて繊細な演奏はCD等で聴いただけでも心を掴まれる。そしてそれを紡ぎ出す神技的な運指を目の当たりにするとその奇跡的な音の連なりに打ちのめされてしまう。

演奏用のマイ椅子をいつでも持ち歩き、手を守るために真夏でも手袋をはめ握手も拒否。そんな奇人変人エピソードもたくさん。クラシックピアノ界のアイドルであり異端児でもあった彼は極端に友人が少なく孤独だった。孤独は天才芸術家の宿命なのかも知れない。

晩年のエピソードは悲しい。幸せに人生を終える天才は少ないのだろうか。それでも磨かれた原石の粒が次々と零れ落ちてくるような彼の演奏が今、映像で観られるのは、心踊る幸せな体験であることは間違いない。
ひとりの人生を追うたのしさ。彼の晩年の演奏曲がとても気になった。ぜひ音源を聴きたい。途中、制作していたラジオ番組への取り組みが、彼がピアノや音楽、純粋の音、などをどのようにとらえていたのかを示すヒントになる気がした。
Genta

Gentaの感想・評価

2.5
驚きなのはグールドの映像がこれでもかというほど残っていること。しかも狙いすましたように映画的なカットも多く、当時のドキュメントか密着があったかと思われる。天才性の部分にフォーカスを強めてほしかったが、彼の存在感と強烈なキャラクターで興味を惹くには十分すぎるか。冒険せず王道な構成はコンサバな音楽界をかなり意識しているような。
boxbox

boxboxの感想・評価

-
主にグールドの人間性にスポットライトを当てた作品。友人知人の証言から彼の人となりや生き方を浮かび上がらせる。ちなみに演奏映像は少なめかつ細切れなので、彼の演奏を目で見て楽しみたいなら「グレングールド27歳の記憶」とかの方がより良いのでは。
自分は彼の音楽を聞くことはもちろん、非社交的な性格や奇行の数々もゴールドの個性を彩る要素として好きなのだけど、恋愛事情についてはこの映画を観て初めて知った。「彼はプライベートを明かさないので禁欲的な人間だと思われがちですが〜」みたいに劇中でも語られてるけど、私もグールドはアセクシャルなのではとずっと勝手に思い込んでた人なので、夫がいる女性との三角関係の話などは正直「ひゅ〜!グールドやるぅ!」て思いました。ちょっと自分の中のグールド像が変わったかも。
他にも学生時代の恩師とのエピソードも興味深かったし、ラジオの仕事に打ち込んでいたことや家族とのわだかまり、理想通りにいかない様々な人生経験を積んだからこそあの2回目のゴルトベルクがあったのだなあ…と。
あと、出演者はかなり言葉を選んでコメントしているんだろうなぁという印象を受けました。笑
ohshima

ohshimaの感想・評価

2.0
これはクラシックもののドキュメンタリー全般に言えることですがアナリーゼを軽視しすぎ、思いつきで弾いてるわけじゃないんだから。安易にテクニックとか才能とか人間性に回収しないでほしい。
ねぎお

ねぎおの感想・評価

3.2
稀代のピアニスト、グレングールドを描いた映画。

グレングールド大好きなんですが、そもそもクラシック聴く習慣ないと知りませんよね。かなりニッチなジャンル映画になります。
簡単にグレングールドのこと話すと、歌舞伎における猿之助さんのような存在なのです。
クラシックって歌舞伎のように相当昔に作られたコンテンツを大事にする芸術。そしてクラシックの場合、とりわけ独創性を発揮する幅が狭い。作曲家がテンポやら指示を楽譜に残しまくってますから。
グールドはこれを打破しました。映画でも描かれていました。叩かれても言うこと聞かない。
そしてもうひとつ凄いのは、歌っちゃうところ。
バッハのピアノ曲って右手と左手のメロディから成りますが、グールドは、バッハが書いてもいない三声目つまり新たな3つ目のメロディを歌ってます。ヘッドホンして大きくすると聞こえます。

映像は特にどうということもないのですが、クラシック興味あればグールド聴いてみてください!
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