本日の巣ごもり鑑賞。
戦前の作品、フィクションにもかかわらず、シューベルトの楽曲が上手くストーリーに組み込まれながら展開していく。
『未完成交響曲』の誕生の背景はこうだったのか、と誤解してしまいそう…
シューベルトと言えば、「野ばら」「未完成」という具合に、あまりにも有名な曲がありますが、それを映像にうまく溶け込ませた音楽映画だと思う。
ゲーテの詩「野ばら」が、シューベルトの頭にこびりついていて、…
わが恋の成らざるが如く、この曲もまた未完成なり
ドイツ・オーストリア映画が輝いていた時代の作品。
大学時代に観たが、素敵な楽聖映画だった。愉快でロマンチック。美しい女性、美しいお嬢さんがズボンをは…
ヴィリ・フォルスト監督作。
19世紀オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトを題材とした人間ドラマで、売れない音楽家のシューベルトの恋と創作を描きます。
オーストリアで教師をしながら作曲活動に…
「たそがれの維納」(1934)のヴィリ・フォルスト監督によるオーストリア映画。シューベルトが「未完成交響曲」を完成させるまでを描くフィクション。ウイーン少年少女合唱団が出演し音楽映画のはしりとされる…
>>続きを読む【フィクションに宿る真実】
最近久しぶりに見てみました。
昔の音楽映画って、おおらかでいいなあ。
シューベルトがモテまくっている。質屋にギターを質入れに行くとそこの娘に好意を寄せられ、相場より…
戦前のドイツ映画にして、ロマン派の高名な作曲家・フランツ=シューベルトを主人公とした伝記映画。邦題が『未完成交響楽』なのは、そのため。
古典ではあるが、可もなく不可もなくという感じだった。随所にシ…
30年ぶりに再鑑賞。「わが恋の成らざるが如く、この曲もまた未完成なり」。交響曲「未完成」の裏にあったかもしれない悲恋物語。芸術家を虜にした上流階級の娘の歌唱。ひと時燃え上がる恋情。でも階級の壁は越え…
>>続きを読むシューベルトが「未完成交響楽」を作曲するに至るあたりを描いた伝記のような映画。
タイトルからは「なんかお堅い芸術映画」のようなイメージを受けたが、観てみると楽しめる作品であった。
フィクションの…