未完成交響楽の作品情報・感想・評価

未完成交響楽1933年製作の映画)

LEISE FLEHEN MEINE LIEDER

製作国:

上映時間:88分

ジャンル:

3.5

「未完成交響楽」に投稿された感想・評価

戦前にあの最初の入り方を考える監督がいたなんて、天才か。

シューベルトは愛を知る度、名曲作るマンなのね…。
『野ばら』を歌う算数の授業は最高。
蹂躙

蹂躙の感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前半はコメディチックで面白かったし、エミーが快活でかわいいので応援していたのだが、後半はあまり楽しめなかった。伯爵嬢とシューベルトが愛し合ってるのがいまいち伝わりにくいと思った。二人の愛のシーンが短い割に伯爵嬢のダンスと歌が長くて、「こんなにダンスと歌上手いんだから好きになるのは当然でしょ?」という論理かと思った。エミーがほったらかしされるのは納得がいかん。

オープニングの絵が歩いてるようなシーン、エミーと出会うシーンの横顔のシルエット、子供達の紙屑の投げあいが激しすぎるシーン、数学教えてるうちに作曲始まってるシーン、子供たちの歌がうますぎるシーン、石膏像壊しても大して怒られないシーンなど、クスッと笑えて好きなシーンはあったが全部伯爵嬢との出会いの前にあるシーンだ。
シューベルトが「未完成交響楽」を作曲するに至る物語を描いた映画。

タイトルからは「なんかお堅い芸術映画」のようなイメージを受けたが、観てみると楽しめる作品であった。
イシ

イシの感想・評価

-
シューベルトの伝記映画でドイツの映画です。
いかにも、学校で見せる系の伝記映画! って感じでした。
ルートヴィヒを観て
あまり良いイメージがなかったですが…
貧しくて苦労している姿や
そんな彼に優しく手を差しのべてくれた人。
シンプルながらも、とても観やすく
曲に秘められた「笑いと涙」には切なくなった…
ameo

ameoの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

シューベルト(Hans Jaray)が貧乏時代に出会う質屋のエミー(Luise Ullrich)と、音楽教師として招かれる貴族の娘カロリーネ(Marta Eggerth)との恋愛を通して、未完に終わる交響曲の顛末が描かれる。



原題の"Leise flehen meine Lieder"は「僕の願いをそっと歌に託して」と言った意味らしく、シューベルトの遺作となった歌曲集"Schwanengesang"(白鳥の歌)の1曲"Ständchen"(セレナーデ)の歌詞の一節から取られています。
http://www.geocities.jp/lune_monogatari/standchen.html

伝記映画と言うより交響曲「未完成」や歌曲「セレナーデ」をテーマに創作された恋物語で、シューベルトの楽曲を中心に、19世紀にウィーンで流行したハンガリー音楽"Csárdás"(酒場の音楽)等も織り交ぜた音楽映画でもあります。

Willi Forst 監督の作品は「たそがれの維納」と「ブルグ劇場」も観ましたが、どれもウィーンの社交界を交えた三角関係の恋愛物で話の筋は単純ですが、映像表現や演出の巧みさに引き込まれました。

撮影の Franz Planer はアカデミー撮影賞にも度々顔を出す名撮影監督で、「ローマの休日」や「尼僧物語」をはじめ Audrey Hepburn 出演の映画を多く撮っていて、個人的には「此の虫十万弗」が気になる。
茜音

茜音の感想・評価

3.2
ありきたりなラブストーリーだけど、嘘のリアリティはあったような……。
Olivia

Oliviaの感想・評価

3.5
大学で鑑賞。
30年代の映画は初めてで、なんとなくお堅いイメージだったが、意外とストーリーがしっかりしていて楽しめた。

シューベルトの未完成交響曲。未完成の理由はここにあったのだとわかった。カロリーヌもエミーも美しく、見惚れるシーンがたくさんあった。

ラストの美しいアヴェ・マリアも見所。
fuji

fujiの感想・評価

3.7
――わが恋の終わらざる如く この曲も終わらざるべし――
シューベルトの名曲『未完成交響曲』はなぜ未完成なのか? という永遠の謎をロマンティックに描いた伝記風映画。

家賃を滞納していたところを質屋の娘エミーの機転で助けてもらうほど困窮し、作曲の傍ら小学校の助教員として働いていたシューベルト。算数の授業で黒板に掛け算を書いている最中、ふいにエミーから貰ったゲーテの詩『野ばら』からインスピレーションを得る。
“Sah ein Knab' ein Röslein stehn……”
算数の時間に聞こえるはずのない子どもの歌声を聞いた校長はシューベルトを呼び出す。そして校長室で待っていた「ある男」により、彼の人生は大きく動き始めることとなる――

あくまでも伝記“風”映画で史実とは異なる部分も多いのだが(最晩年の作品が既に他人に知られていたり)、シューベルトがハンガリーの大貴族エステルハージ家の音楽教師として働いていたことは事実で、本作の鍵となる伯爵令嬢カロリーネもまた実在の人物である。彼女に捧げたピアノ連弾曲も存在している。
そしてこのカロリーネを演じるのが本場オーストリア=ハンガリー帝国生まれの舞台女優マルタ・エゲルト。甘く切ない恋のリートを歌い上げる可憐なソプラノは、ついつい聞き惚れてしまうこと間違いなし。
また、登場人物が挨拶をする際に「Grüße Gott」と言うのも◎。

各シーンにシューベルトの名曲が使用され(DVDでは頭出しも可能)、エンディングのアヴェ・マリアは荒んだ心をすべて受け入れ癒やしてくれる。それは物語の一部始終を観ていた私たちだけでなく、思い出と共に楽譜を破り捨てたシューベルトへの「恩寵」なのだろう…………
なつこ

なつこの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

我が恋の終わらざるが如く、この曲もまた終わらざるべし

いやでも実際エミーのことを思うとシューベルトどうなの…と思ってしまった…

いいの…?だめじゃない…?

ただ、最後に流れるアヴェマリアが素敵すぎる
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