賭はなされたの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『賭はなされた』に投稿された感想・評価

YAZ
3.5

サルトル脚本のファンタジー観る

反政府活動家の男は仲間に
資産家妻は財産目当ての夫に
同時刻に殺害された二人は冥界で
出会い愛し合うが条件付きでこの
世に戻るチャンスを与えられる話

あの世では自…

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こつ
-
諦めなければ道は開ける、実存主義のサルトルの脚本
魂だけなら愛し合えたのに現世のしがらみが愛を幻にさせてしまう
簡単なのに難解だからサルトルもつい描いてしまったのかもしれない
ぽち
3.4

ゴリゴリの哲学的な難解ストーリーかと思ったら、かなりストレートなファンタジー・ロマンスで驚いた作品。

それに、制作年代を考えればかなり良くできた内容で、スピード感は無くまったりとしているが、落とし…

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サルトルの脚本は持っていて、既に読んでいたけれど、映画を鑑賞し衣装や小道具などのイメージを補完できた。

恋愛至上主義が単なる嘘っぱちであることを証明している

面白かった。
死後の世界は生者の営みを眺めるだけで気ままに感じられてよかったな。なんか映画の舞台にそのまま入れたみたいで魅力もあるが、いぶきん感じないとなれば苦痛なのだろうか。
2人とも惹かれ合った…

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キネマ旬報1951年外国映画同率22位枠
超絶おもしろい
賭けはなされた

サルトルが脚本を書いたという付加価値を差し引いてもなかなか良くできている
死者を主役に据えている事によって生きていることの不自由さを改めて思い知らされる

サルトルの脚本という惹句につられて(読んだことないけど)見た。死後の世界でで会う女と男のロマンスを中心に据えつつ身分や家族や革命といった対立するものとの摩擦で物語は進んでゆき、甘さと苦さとウェットさ…

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3.5
原作も読んだ。
うつくしい。とても良い映画だ。

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